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フジテレビ系の情報番組『とくダネ!』レギュラーとして、時事問題に連日コメントしている『メイプル超合金』のカズレーザー。その発言はネットニュースで毎日のように取り上げられるが、よーく耳を傾けると、取り上げるほど大したことなど言っていないことが分かる。
11月3日、ハンドボール元日本代表の宮崎大輔が逮捕された件について、カズは「ハンドボール全体のイメージダウンにつながっちゃう」とコメント。その通り過ぎて、誰でも思いつくようなこの発言だが、複数のスポーツ紙WEB版でニュースにされ、さも視聴者の溜飲を下げたかのように扱われていた。
7月21日には、急逝した三浦春馬さんに関して、「僕は生前、ほとんど接点がなかったので、推測で人柄・内面を語るのはご本人にもファンにも、本当に心が通じ合っていた人たちに失礼になるので…」と発言。配慮の届いた理由でコメントを避けたは良かったのだが、舌の根も乾かぬうちに「ただ分かるのは、本当に多くの人に愛されていたっていう事実だと思いますね」と、「接点がなかった」にもかかわらず、〝推測〟で人柄を語る矛盾行動に出た。
そもそもこの男、前年には沢尻エリカに「会ったことないので、ゴリゴリのヤク中の人が捕まったってイメージしかない」とコメント。「会ったことがない」のに、裁判で刑が確定する前から、推測で「ヤク中」だと断定しているのだ。
カズレーザーを持ち上げる謎の風潮
こうした物言いに対し、ネット上には
《この程度でカズレーサーに称賛ってのもおかしいと思う》
《よく見ると大したことは言っていない。これはそうなんだけど、ネット層がカズレーザーを絶賛してるので、そう言えないんだよ 叩きが怖くてな…》
《カズを持ち上げすぎる風潮はある》
《カズレーザー好きだけど、大したことないような発言まで持ち上げる流れ気持ち悪い》
《話し方は上手いと思うわ ネット側に寄り添ってるから叩かれないし》
との声もある。礼賛一色な風潮に、疑問を抱く者も一定数存在しているのだ。
「カズは典型的な〝マスコミが作り上げたヒーロー〟でしょう。その発言が連日取り上げられ、それを見た人々が『カズが正論を吐いた』かのように刷り込まれ、流されるように礼賛しています。しかし、よく聞くと大したことは全く言っていません。的確なことを言っているようで実は言っていない、小泉進次郎大臣の論法に近いものがありますね」(テレビ誌記者)
例えば、2月25日の放送では、税申告漏れ問題から復帰した『チュートリアル』徳井義実に対し、カズは「税理士の資格を取って帰ってきたらよかったのに。自分で税理士になって『次はもっとうまくやります』ぐらいかましてほしかったですけどね」とコメント。はっきり言ってスベっている寒いコメントだが、なんとこれもスポーツ紙のネットニュースに取り上げられたのだ。
そのうち、「おはようございます」と言っただけでもニュースにされそうな勢いのカズ。今後は発言が持ち上げられていても、内容をよく読んだ方が良いだろう。