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12月3日に、芸能活動休止のきっかけとなった不倫問題の謝罪会見を開いた『アンジャッシュ』渡部建。会見中、復帰に関しては頑なに明言を避けたが、大晦日放送の『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』(日本テレビ系)収録に参加したことが、ほぼ〝公認〟となっている。
渡部の復帰報道があったのは11月20日のことだが、これが世間や芸能界・記者会見を巻き込む大きな火種に。報道直後である22日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「笑ってはいけない」出演者の松本人志が、「あの番組は、誰がゲストで、どこで出てきて何をするのか。我々は知りたくない」「収録の前にあれを出されて。知りたくなかったので、これはルール違反も甚だしいと思う」と、フライングで報じたメディアに怒りをにじませたのだ。
さらに「認めるようなもんやけど…」と、リーク通り渡部が登場し、去った後に「ネットで知ってたわ」とツッコんだことも告白。渡部の収録参加を認める発言をした一方、23日には、渡部が「不倫三銃士」として収録に参加したという記事を引用し、ツイッターに《めちゃくちゃガセです》と、反論コメントを投下している。
ここで報じられた「不倫三銃士」残りの2人は、2017年に〝アパ不倫〟が発覚した袴田吉彦と、昨年に〝4WD不倫〟が報じられた原田龍二だ。
ネタに昇華で“禊”を果たした2人
17年の『笑ってはいけないアメリカンポリス』にて袴田は、漫画『変態仮面』のキャラに扮し、「ポイントカードを貯め歩き、浮気相手に売られてしまった最強のだらしなさ! 不倫仮面、袴田!」と、自らの不倫内容をネタにした。
原田は、2019年の『笑ってはいけない青春ハイスクール』に、不倫教師の設定で登場。「インスタグラムのDMで知り合った」「4WDの車内で10分」など、実際の不倫の様子をセリフに組み込んで笑いを誘っている。
さらに、2人は「裸一貫で出直しましょう!」とほぼ全裸の衣装を着用し、見事にスキャンダルを笑いへ昇華。イメージダウンどころか〝ネタキャラ〟として仕事が急増し、袴田は『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)に不倫夫役として出演、原田もバラエティーへの出演が急増した。
今回の渡部も、2人同様に〝禊〟を行なっての再浮上が期待される。しかし、このプランは脆くも崩れ去ったようで…。
「2人の場合、元は俳優なため、ほぼ裸衣装で不倫をネタにされるのは〝辱め〟という意味での〝禊〟要素がある。しかし、渡部はヨゴレ芸をしてこなかっただけで、元々芸人ですから、裸でイジられたところでインパクトはないでしょう。また、渡部は謝罪を一切せず雲隠れし、復帰が決まってからアリバイ作りのように会見をした印象の悪さもある。一部報道では、世間の反発が想像以上で、渡部パートがお蔵入りになったとも伝えられています。仮に放送されたとしても、『アメリカンポリス』でタイキックを受けるも、〝ゲス不倫〟の好感度回復にはいたらなかったベッキーのように、空振りに終わる可能性が強いでしょうね」(芸能ライター)
渡部の本格復帰はまだまだ先になりそうだ。