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12月25日に放送された『ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE2020』(テレビ朝日系)に、世界的アーティストのビリー・アイリッシュが出演。日本のテレビで初のパフォーマンスを披露したのだが、物議を醸しているようだ。
ビリーは、アメリカ・ロサンゼルスのシンガーソングライターで、現在19歳。2019年3月に発売されたデビューアルバムは、全世界18カ国で1位を獲得した。今年1月に行われた『第62回グラミー賞』では、主要4部門に加えて合計5部門を史上最年少の18歳で受賞。いま最も旬で影響力のあるアーティストの1人だ。
『Mステ』にビリーは、作曲家・音楽プロデューサーでもある実兄のフィニアスとともに、ロサンゼルスからリモートで出演。YouTubeで再生回数10億回を突破した、代表曲のひとつ『bad guy』を披露することに。
#ビリーアイリッシュ このあと #MステウルトラSUPERLIVE2020 でリモートでパフォーマンスを披露!日本のテレビ初パフォーマンスとなる「bad guy」をお聴き逃しなく❗️❗️
「bad guy」MVはこちら📺https://t.co/nh9vwAJzFk#Mステ pic.twitter.com/PZF9D03IFT
— Universal Music Japan (@UNIVERSAL_INTER) December 25, 2020
2人はソファーに座り、フィニアスはアコースティックギターを弾いてコーラスも担当。ビリーはギターの音色に合わせて、しっとりと歌唱した。
ビリー・アイリッシュに怒る音楽好き
このパフォーマンスに視聴者からは、
《舐め過ぎで草》
《馬鹿にしとんか》
《腹から声出せ》
《タモリ怒ってええぞ》
《これで大金得てると思うとガチで羨ましい》
《こんなん放送する価値まるでないだろ》
《「所詮は日本の音楽番組。一発録りの適当な歌でいいだろ」って感じが伝わってきた》
といった声があがっている。ソファーに座り、リラックスした雰囲気だったからか、「舐めてる」と感じる視聴者もいたようだ。
「ビリー・アイリッシュは、歌い上げないボーカルが特徴的なアーティスト。『bad guy』は代表曲になっていますが、テンポが速い〝飛び道具〟のような楽曲です。CD音源でも、お腹から声を出しているワケではないのですが…。そして、彼女の本質は『wish you were gay』のような、ゆったりとしたトラックでこそ輝きます。むしろ今回のようなアコギだけの『bad guy』は、彼女のボーカリストとしての本質がつまったパフォーマンスだと思います。歌い上げることこそボーカリストの魅力と考えているほうが、音楽を舐めているように感じますが…」(音楽ライター)
ビリーの後には1組を挟んでLiSAが登場し、『鬼滅の刃』主題歌2曲を情熱的に歌い上げていた。この2組のコントラストは、〝いま日本で何がウケるか〟を体現しているように思える。
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