『バーニーズ』新宿“閉店”に悲しみの声「ファッション文化の終焉を感じる」

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さまざまなアパレルアイテムを取り扱う、アメリカ発の百貨店『Barneys New York』(バーニーズニューヨーク)。今年の2月末で、長年愛された新宿店の閉店が発表された。ネット上では、同店を愛する人たちから、悲しみの声が続出している。

日本では、銀座や六本木、新宿、横浜といった街に店舗を構えている「バーニーズ」。新宿店は日本1号店として1990年にオープンし、30年という長い年月にわたり愛されてきた。しかし、惜しまれつつ2月28日に閉店。顧客向けには封書で通知済みのようで、正式には1月14日に公式サイトにて発表が予定されている。閉店の理由は「売上高の減少」のようだ。

「アメリカの『バーニーズ』は、2019年に破産申請したことがあります。また90年代後半にも破産法の適用を申請しており、2012年には債務再編も。そして昨年の2月にはアメリカ全店舗の閉店セール後に、97年という長い歴史に幕を下ろしました。アメリカでは、1818年にニューヨークで誕生した『ブルックス ブラザーズ』が昨年7月に、日本では民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用を破産裁判所に申請。その後、3億2500万ドル(約344億円)で買収され、ブランドは存続するようですが、ファッション業界はさまざまな岐路に立たされているように感じます」(ファッションライター)

現在のファッション業界は大波乱

今回の「バーニーズ」新宿店閉店に、ファンは愕然とした模様。ネット上には、

《これで本当に日本のファッション文化の終焉を感じます。ありがとうございました》
《たしかに最近行かなくなりました。私は無印良品などが好きですが、ファッションが多彩で華やかだった時代が懐かしいです。本当につまらなくなりました》
《バブル真っ只中に開店した時はワクワクしたけどなぁ。不況に加えてコロナ禍でとどめを刺された感じ。なにやら無常を感じる》
《ファストファッションに慣れ過ぎてしまうと、審美眼が失われてしまうようで寂しいですね。そういう意味でも、審美眼が養われるようなショップが消えてしまうのは非常に残念です》
《悲しいかな、時代なんだね。選び抜かれた質のよい品のよい物が沢山あって楽しいお店で、何度もお世話になりました。あの雰囲気はまたどこかで再会したいです》
《自分にできる精一杯のオシャレをして、ゆっくり時間をかけて選びながらお気に入りの服を買う。高いものは高いけど、手の届くものも割とあって、ごくごく普通の社会人の私にもそんな楽しみを教えてくれたお店でした。残念です…》
《可処分所得が高い頃は、新宿店、銀座店とせっせと通って購入していた。子持ち主婦になってからは、ご無沙汰していたけど、ちょっとした贈り物をする時はバーニーズで選んでいましたよ。淋しいね。新宿店は立地が残念だけど、ここだけ別世界だった》
《社会人になって貯金をして、母の日に新宿店でストールを選んで、プレゼントをしたのがすごく良い思い出になっています。高いものは買えなかったけど、店員の方が色々アドバイスしてくれたのが印象的でした。ありがとうございました》

など、悲しみの声が広がっている。

ファストファッションが横行する現代の風潮や、コロナ禍のせいで、オシャレを楽しまなくなった人が多いため、高級店は軒並み閉店に追い込まれているのだろう。今後のファッション業界の行く末は、ますます暗い方へと進んで行ってしまいそうだ。

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