ショック!思わず2度見してしまうリアルな干し首

「元祖クールジャパン」再検証

~ファイル43【シタダシミイラ】~

現在発行されている週刊マンガ雑誌では、カラーで商品写真を提示した通販広告が載っていますが、わたしが子供のころの1960年代は、その手の広告はほとんどモノクロで、手描きの商品情報がビッシリ詰まっていました。こんなヤツです。

しかも、そこで売られている品々は、近所のお店では見たこともないような実に怪しげなものばかりで、実物はどんなものだろう? と想像しているだけで楽しかったものです。そんななかでも、ひと際キテレツさで興味を引いたものがありました。それが今回ご紹介する『シタダシミイラ』です。

1960年代後半の少年雑誌には“人喰い”や“首狩り”をする未開地の原住民の風俗や文化を、見せ物的に紹介する記事がよく載っていました。それらの記事で紹介されていた、人間の首を干してつくった“干し首”をおもちゃ化したモノであろうことまでは想像できたのですが、なぜミイラが舌を出すのか、どのような造形なのかが分かりません。

そんなモヤモヤを抱えたまま、およそ30数年が過ぎたある日、ネットオークションサイトでそれらしきものが出品されていたのを発見! 喜び勇んで落札し、ついに積年の疑問を晴らすことになったのです。

手元に届いた箱を開けるときはドキドキしましたね。いや、実物を見てビックリ仰天!!

本物と見紛うほどリアルな造形の、見るからに不気味な干し首です。ナイロンで再現された髪の毛も実にそれっぽく気持ち悪いことこの上ない。こんなの見せられたらガキ大将も腰を抜かしますよ。

その首の口に穴が開いていて、赤い小さなゴム風船のようなものがついています。ゴムはすでに劣化して使えませんでしたが、これは口につながったポンプで空気を送り込んでピョコピョコと舌を動かして遊ぶものです。ファイル23で紹介した人形についていたヤツと全く同じです。ただのジョークなんですね。

リアルな干し首と間抜けなギミックのアンバランスさときたら、ものすごい破壊力です。これぞ、まさに昭和の遺物…そこだけ時空が歪んでいるようにさえ思えました。

モノクロ通販広告に載っていたもので、実物を見てみたいイカガワシイものはまだまだたくさんあります。見るまでは死ねません。

(写真・文/おおこしたかのぶ)

 

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