桐生祥秀が日本選手権で平凡なタイムに終わった理由

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陸上の100メートル走で、9秒台に最も近いと言われていた桐生祥秀(東洋大)が、ヤンマースタジアム長居で開催された日本選手権の『男子100m決勝』で4位に終わった。タイムは10秒26で、8月の世界陸上(ロンドン)の個人種目代表も逃してしまった。

「改めて、真面目な男だと思いました。惨敗したレースのあとなのに、会見では記者団の方をしっかり見て丁寧に取材に応じていました。悔しさは隠しきれなかったようですが」(体協詰め記者)

スタートダッシュから前半戦をリードしたのは、これまで無名だった多田修平(関西学院大)、加速できない桐生は、昨年の同レース覇者であるケンブリッジ飛鳥(ナイキ)にも抜かれてしまう。雨が振り続くコンディションとはいえ、ケンブリッジやサニブラウン・ハキームといったライバルが好タイムを出した以上、言い訳はできない。だが、桐生はこうも話していた。

「日本選手権を終えれば、世界選手権まで1カ月ほどあるので、そこでしっかり練習しようと。先のことを考え過ぎていたところがあるというか、足元をすくわれた感じです」

練習不足だったことを反省していた。

 

リオ五輪後も休まずレースと練習に明け暮れた

桐生は昨夏のリオデジャネイロ五輪後、大会と練習に明け暮れ、ほとんど休んでいない。普通のアスリートなら五輪後はリフレッシュ休暇を取るが、桐生は違った。1カ月も空けず、すぐに別レースに出場。冬場も体幹トレーニングを行い、今年3月からオーストラリア、中国の上海、そして国内と多くのレースに出場してきた。

「オフ期間はハンマー投げの室伏広治氏を師事し、体幹トレーニングを積みました。8月の世界選手権を目指しているのなら、どこで休むのかと周囲も心配していました」(テレビ局員)

4月の織田記念大会あたりから“オーバーワーク”を懸念する声も出ていたが、9秒台にあと一歩という好タイムが出ていたので、誰もストップをかけられなかったそうだ。そして、日本選手権に敗れたいま、周囲が「真面目過ぎる」と口にしている。

休むべき時期は休む。日本人初の9秒台突入への期待が、桐生の真面目さに拍車を掛けたのだとすれば、精神面はもっと疲弊してしまっているはず。体や心が回復する時間を作ることも、9秒台への道になるはずだ。

 

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