米メディアが「全米OP2位」松山英樹より石川遼に注目した理由

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先月行われたゴルフの全米オープンで、松山英樹が日本人史上最高となる2位を記録した。しかし、アメリカのメディアは松山よりも石川遼を大きく扱っていた。石川は同大会で本大会に進めなかったにもかかわらずだ。

「最終日の松山は14位タイからのスタートで、猛チャージをかけての2位でした。初日にスコアを崩して出遅れたのが悔やまれます。一時は首位に1打差にまで詰め寄り、海外メディアのなかからも、松山の逆転優勝を予想する声が出ていました」(海外特派記者)

これだけの大活躍を収めながら、本大会に進めなかった石川が注目された理由が分からない。

その理由は、松山が見せた猛追撃にあった。

 

かつて石川遼が達成した偉大な記録

「松山だけではなく、優勝したブルックス・ケプカも猛追撃を見せています。大会全体で、尻上がりに成績を上げていく選手が多い図式となりました。松山は2日目に“65”とチャージをかけ、アメリカメディアは1ラウンドの最少ストロークの記録確認に追われていました」(同・記者)

世界最少ストローク記録は、昨年8月のトラベラーズ選手権でジム・フューリクの出した“58”。その記録確認の際に出てきたのが、各国のプロ大会でも“58”が出されていたことだった。58はジム・フューリクの他にも2回記録されていて、ひとつは2016年のアメリカ下部ツアーでの記録。そしてもうひとつが、2010年に石川が記録していたのである。

「2010年5月の中日クラウンズです。当時の石川は輝いていました」(専門誌記者)

同年の中日クラウンズの優勝者も石川だった。58のストロークは、当時の男子ツアー最少記録であり、この記録に関しては、石川は“元祖”とも言える。

「本人もアメリカのゴルフメディアで紹介されるまで忘れていたみたいです。当時の石川は飛距離で勝負できるゴルファーでしたが、いまは技術で勝てるゴルファーに転向しようとしており、それがうまくいかずに悩んでいます」(同・記者)

全米ツアー本大会に進めなかったあと、石川は“的確”に敗因を語っていた。その客観的な分析力はさすがだが、聞きようによっては言い訳になる。復活が遅れれば、松山との差を縮めることもできなくなるだろう。

 

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