ブラジルに快勝!「女子バレーの鬼」中田久美監督の緻密な理論

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7月16日、バレーボール女子の国際大会『ワールドグランプリ』仙台大会で、世界ランキング6位の日本が同4位のブラジルをフルセットの末、セット数3対2で破り、2011年11月以来6年ぶりの勝利をもぎ取った。

「総合得点ではブラジルが111点で日本が107点。もつれる展開で実際は日本が押されていました。だが、ここぞという場面で粘りに粘っての勝利。中田久美監督も勝因を聞かれて『分かりません』と答えるほど、どちらが勝ってもおかしくない展開でした」(スポーツジャーナリスト)

日本は第1セット25-22、第2セット26-24で連取するも、第3、第4セットは連続で落とした。第5セットはリードしながらも追い付かれる展開となったが、最後は内瀬戸真実選手がスパイク決めて勝利へ導いた。

今年度から女子バレー監督が中田久美氏となり、監督の掛け声で選手が必死になっている姿を何度も目にするようになった。

「中田監督は練習段階から選手に『バカヤロー』、『てめえこの野郎!』、『球際に勝てよ~!』と怒鳴るなど手厳しい監督として知られています。エースの新鍋理沙と古賀紗理那は、どちらかというと技術先行のウイングスパイカーですが、ふたりとも試合を決める大型のスパイクも打てるのが魅力。引退した木村沙織の穴を埋めるのはこのふたりのどちらかです。競わせて育てています」(同・ジャーナリスト)

 

理詰めで試合を運ぶタイプ

とにかく中田監督はスパルタで知られる。現役時代に3回、五輪に出場した名セッターで、Vプレミアリーグの久光製薬で監督として、4年間で3度リーグ優勝に導いた実績もある。

「筋金入りの理論派で賢い。1を聞いて10を理解するタイプです」(同・ジャーナリスト)

テレビ中継で解説をしても“理論的で分かりやすい解説”で一般視聴者からも好評だった。極めて理詰めで試合を運んでいくタイプの監督だ。

中田監督はブラジルに勝利しても冷静に「15日、セルビアに負けたので悔しくて『自分たちのバレーをしよう』と。その気持ちをぶつけることができてよかった」と話した。また中田監督らしく「いいところも課題も見えた試合」とした。厳しい道のりが選手と中田には東京五輪・パラリンピックまで待っている。

「中田監督には“もしかすると”と期待させるだけの経験と知識と勝負勘があります。期待するバレーボール関係者は多いです」(同・ジャーナリスト)

名セッターから伝説の名監督へ。中田久美の挑戦はまだ始まったばかりだ。

 

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