「足袋」を日本だけでなく世界へ!埼玉県行田市の挑戦

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埼玉県行田市が『足袋蔵のまち行田』として今年4月、文化庁が認定する『日本遺産』に選ばれた。

行田の足袋は、ピーク時(1938年ごろ)に年間約8500万足も作られ、全国生産の8割を占めたことから“日本一の足袋の街”として栄えた。ところが現在は500万足にまで落ち込んでいる。減産につれ、200社あった工場がいまでは5社まで減ってしまった(足袋製造関連事業者は約20社)。“つま先一筋25年、アイロン担当は下積み2年”という過酷な職人修行に、志望者が居なくなってしまったためだ。

「足のつま先の部分を縫う『つま縫い』は、凹凸を作らないように縫うのが難しいことから、25年かかると言われました。次に最終仕上げ。ここまでの工程は裏返しで来るのです。最終的に返すのですが、すると表の生地が出て、ここにアイロンをかけるのが一番難しいのです。表面の細かいしわをいかに伸ばすか。2年目にならないとアイロンは持たせてもらえなかったくらい厳しいものでした」(ぎょうだ足袋蔵ネットワーク)

 

海外販売のためにデザインがかわいくなった足袋

そんな職人の手がけた足袋が、“世界”へ向けてデビューする。

「日本人は、足袋というと和服に合わせるものと思ってしまいますが、そうなると汎用性がありません。そこで、洋装にも合う物にして、海外の人でも使ってもらえるようにする試みが始まっています。例えばストライプや水玉、ネコやイヌの柄などを取り入れだしました。柄足袋は昔からあるにはありましたが、現代風への改善がされ始めたのです。今年の4月からパリでテスト販売している市内の業者も登場しました」(行田商工会議所関係者)

実際パリではこういった柄物が受けていることから、今後は台湾やシンガポール、マレーシアなど東南アジアにも販路を広げたい考えだ。

 

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