脚本家・宮藤官九郎の手掛けるドラマ『俺の家の話』(TBS系)の第10話・最終回が、3月26日に放送された。突然の展開で視聴者を悲しみの底に落とし、ネット上では賛否が割れている。
同ドラマは、〝ブリザード寿〟というリングネームで活躍する現役プロレスラーの観山寿一(長瀬智也)が、父親の介護や遺産相続といった〝人生の関門〟に直面する様子を描いたホームコメディー。
第10話では、いつものように観山家が家族で和気あいあいと過ごす様子が描かれていく。しかし、寿三郎(西田敏行)が寿一のことを口にすると空気は一変。寿三郎が不思議がっていると、寿一はすでに死んでいることを家族から伝えられる。プロレスの引退試合で意識を失い、そのまま亡くなったというのだ。
しかし、寿三郎には寿一がハッキリ見えている。寿三郎は寿一と会話もするのだが、傍から見ると、ひとりで会話をしている奇妙な光景。家族らは、寿三郎が認知症を患っているため、寿一の死を理解できていないと考えた。
だが、寿一の霊は本当にいたようだ。寿一は寿三郎から初めて褒められると、ついに成仏するのだった。
長瀬智也、最後の作品で悲劇
介護や遺産相続など重い問題を取り扱いながら、笑いを散りばめて明るいタッチで描かれてきた同作。だが最後で主人公が死んでしまう終わり方に、番組ファンからは
《DVDがでたら絶対買おうと思ってたけど、この最終回となると迷っちゃうなぁ。切なすぎて》
《クドカンのドラマはだいたい買ってるけど、これは辛すぎて2度と見れないかも。好きなドラマなんだけど、ちょっと耐えられない》
《全部録画してこれは残しておこうと思ってたけど、もう観れないわ。長瀬くんが亡くなる前提で最初から見返す事は無理だわ…》
《このドラマを嫌いになった訳ではないけど、なんかすごいショック》
《本当に大好きなドラマなんだけど、あー良い最終回だったなー!って正直今はまだ言えない…》
《ショックすぎて録画を見返す気になれない。夢にまで見てしまいうなされてしまった》
など、悲しみの声が殺到している。
これが、3月で事務所を退所し、裏方へ回るとされている長瀬の最後の作品となるだけあって、余計に死亡エンドはファンにショックを与えたようだ。
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