全国のパチンコ店に「全台撤去命令」 過度なクギ調整に警察ブチ切れ

「対象すべてのパチンコ台が違法と判断されたことに騒然としました。業界にとっては慣習ですし、『クギ師』という言葉が存在することからも分かるように、クギはいじるものだというのが常識。ホールだけではなく、メーカー側もギャンブル性を高めるために、検定通過後、出荷までの間に角度を変更するケースもあるくらいです」(関係者)

これまでも、ホールがクギ曲げで摘発され、営業停止となったことは度々あった。今回の問題が“激震”だという理由は、関係者が言うように、メーカーも関与していると警察庁が指摘したことだ。

つまり、業界ぐるみでギャンブル性の低いパチンコ台として検定を通過させ、その後クギの角度を変え、ギャンブル性の高いパチンコ台として営業をしていると認定したことである。

さらに、「検定機と性能が異なる可能性があるパチンコ台をすべて撤去しろ」との通達を業界団体へ通知したため、全国のホールは蜂の巣をつついたような騒ぎとなっているのだ。

「いまのところ期限が切られていないことだけが救い」(ホール経営者)

とはいえ、近いうちに撤去、入れ替えをしなければならないことは明白。現在のパチンコ台の販売価格は1台当たり平均35万円。全台ともなれば、ホール側は相当な資金が必要になる。