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日本時間の4月26日、『第93回アカデミー賞』授賞式が開催された。今回は映画『ノマドランド』が作品賞、監督賞、主演女優賞の主要3部門を制したのだが、ネット上では物議を醸している。
アジア人女性監督のクロエ・ジャオ氏が手掛けた「ノマドランド」は、住居を失った60代女性・ファーンが主人公。住居を失った彼女が、車上生活者、すなわち〝現代のノマド(遊牧民)〟として過酷な季節労働の現場を渡り歩いていく…というストーリーだ。同作は男女格差を描いた一面もあり、そんな作品性がポリコレやダイバーシティを重視する傾向にある審査員に高く評価されたのかもしれない。
また同作の主演を務めたフランシス・マクドーマンドの受賞に対しては、実際のノマドと間違われるほどの彼女の役作りや、高い感情表現能力が評価されたようだ。