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日本時間の4月26日、『第93回アカデミー賞』授賞式が開催された。今回は映画『ノマドランド』が作品賞、監督賞、主演女優賞の主要3部門を制したのだが、ネット上では物議を醸している。
アジア人女性監督のクロエ・ジャオ氏が手掛けた「ノマドランド」は、住居を失った60代女性・ファーンが主人公。住居を失った彼女が、車上生活者、すなわち〝現代のノマド(遊牧民)〟として過酷な季節労働の現場を渡り歩いていく…というストーリーだ。同作は男女格差を描いた一面もあり、そんな作品性がポリコレやダイバーシティを重視する傾向にある審査員に高く評価されたのかもしれない。
また同作の主演を務めたフランシス・マクドーマンドの受賞に対しては、実際のノマドと間違われるほどの彼女の役作りや、高い感情表現能力が評価されたようだ。
受賞理由は単純に作品が良いから? それとも…
「アカデミー賞」の審査員を魅了した「ノマドランド」だが、一部の人はアジア人の女性監督が受賞したということが気に食わないようだ。ネット上には、
《映画賞ではなく、ポリコレ賞に成り下がったアカデミー賞に誰も興味持ってなくて笑う》
《無意味なポリコレ賞に成り下がったよね》
《アカデミー賞もポリコレ配慮で逆差別だな。もうクソだわ》
《ポリコレに魂を売り飛ばして、完全に落ちぶれた映画賞》
《アカデミー賞なんてポリコレ賞でしょ。まぁ、世の中の流行りって奴ですな》
《確かに才能もあると思うけど、今回はアジア系で女性は取りやすかったと思う。残念ながらアカデミー賞は情勢に流されやすいのは過去の受賞をみても明らかです》
《きっと評判通り良い作品を作るのでしょう。ただ近年のアカデミーって、なんか人種枠があるような気がしてならない》
などと批判が殺到している。その一方で、
《才能があったから選ばれたわけで、人種や性別はたまたまに過ぎない》
《ちゃんと質で選ばれて良かった。とてもいい映画でした》
《主演女優も良かったし、他の出演者も良かった》
といった作品を評価する声も多く見受けられた。
昨年は韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が4冠を達成するなど、アジア圏の才能が世界的に評価されるようになってきた。ポリコレかどうかはともかく、この波に日本が乗れていないのは間違いないだろう。
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