ふた桁視聴率連発も右肩下がりの「コード・ブルー」に一抹の不安

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“月9”ドラマ『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命― THE THIRD SEASON』の視聴率が右肩下がりの状態になっている。初回放送は平均視聴率16.3%、第2話が同15.6%、第3話で同14.0%だった。

「このまま15%前後を推移するでしょうが、一気に上向くことはもうないでしょう。1話と2話を見たら、それだけでもう満足感が出てしまい、その後は積極的に見る気が起こらない内容です。“緊急救命”というタイトルから、切羽詰まった医療ドラマであることは分かりますし、全体的に暗い感じもします」(テレビ雑誌編集者)

医療をテーマにしたドラマで人気になったのが『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)で、シリーズの平均視聴率が20%以上を記録する人気作品だ。

「米倉涼子が演じる大門はフリーランスの医師であり、病院の意向を聞かない“手術好き”というキャラクターです。『わたし、失敗しないので』という決め台詞があり、ドラマ自体はリアルさを追及しているのではなく、反権力をテーマにした大げさな演出が多い。でも、あり得ない設定だからこそ、逆に楽しく見ることができるという面もあります。10月からは新しいシーズン5が始まることが決定していて、過去のシリーズも世界各国で配信されます」(同・編集者)

 

リアルさを前面に出しすぎている?

コード・ブルーは主演が山下智久(藍沢耕作役)だ。

「藍沢はすでに緊急救命の現場を去り、このシリーズでは脳外科医として活躍しています。しかし、人手不足とフェロー(後期臨床研修医)が戦力にならないので渋々ながらに緊急の現場に戻って来たという設定です。藍沢は命令口調で、常に無愛想。緊急の大変さは分かるにしても、嫌なら現場に戻らなければよかったのではと思わされてしまいます」(ドラマライター)

第3話までのトータルの平均視聴率は15.4%。今後、毎回20%台半ばの視聴率を取らなければ、ドクターXの成績を超えることできない。

「インターネット上での女性ドラマファンのあいだでは、《処置現場が多くて毒々しい》という声が多いです。月9というドラマでは比較的浅い時間帯の放送で、重い治療現場はあまり見たくないようです。現場に忠実だとしても、あまりに笑いの少ない内容は、それほど好評ではないように思われます」(同・ライター)

それでも、月9は1年以上、平均視聴率がひと桁の作品ばかりだった。月9復活というアピールをするには十分だろう。

 

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