野外音楽フェス『JAPAN JAM』開催は“英断”? 東京五輪開催の試金石に

(C)Dean Drobot / Shutterstock 

東京、京都、大阪、兵庫では4月23日から5月11日までの17日間、緊急事態宣言が発令されている。この期間はイベントの原則無観客化や1000平方メートル超えの集客施設の休業などが要請されており、ほとんどの集客イベントやフェスが中止を発表した。

しかし、休業要請や緊急事態宣言の法令をかいくぐって『JAPAN JAM 2021』が開催される模様。ネット上では批判の声が殺到し、プチ炎上を巻き起こしている。

「JAPAN JAM 2021」は、毎年ゴールデンウイーク中に千葉県にある蘇我スポーツ公園で開催されている野外音楽フェスティバル。昨年は新型コロナウイルスの流行により中止されていたが、今年は5月2日、3日、4日、5日の4日間にわたって開催することが決定した。

「4月9日に更新された『JAPAN JAM 2021』の公式サイトでは、『千葉市がまん延防止等重点措置の対象地域になったり、野外フェスの人数制限が緩和されなかったりした場合でも、JAPAN JAM 2021の開催を可能とするため』として、チケット販売数の限定を予告していましたが、実際は2万人が集まる大規模イベントになります。また『JAPAN JAM 2021』側でも公式サイトでPDF10枚分ほどにわたる注意喚起をしていますが、《この時期にわざわざフェスに行く人たちに何をお願いしても無駄》などの声も相次いでおり、やはり開催を快く思っていない人が多い印象です」(時事ライター)

クラスター発生は回避できない!?

フェスの強行突破を図る「JAPAN JAM 2021」に、ネット上では、

《絶対やっちゃダメで草》
《観客は歓声なしで大人しく見てるってか? そんなフェス何が面白いんだか…》

などの厳しいコメントが続出している。

この状況を鑑みて、「BAYFM」は4月28日に公式ホームページを更新。『JAPAN JAM 2021主催取り止めのお知らせ』と題し、《当社主催者名義にて実施を予定しておりました「JAPAN JAM 2021」に関して、今日の社会状況を鑑み、当社が主催者名義として当イベントに参加することができないものと判断いたしました》と発表している。

この決断にネット上からは

《bayfmの英断に感謝します》
《この英断にエールを送りたいです》
《bayfm が英断。さて、ロッキング・オン・ジャパンは強行するのか》
《やっとマトモな判断がありました。ファンが感染するより、出演料が大切なアーティストっていないよね? いたら、教えて下さい》
《中止と思ったらラジオ局が主催から撤退してた…。ロッキンオン大丈夫かこれ…》
《bayfmさんが開催三日前にJAPAN JAMの主催降りたの印象悪いよなあ…残念だけどコロナ落ち着いても戻ってきて欲しくないなあ》

などさまざまな声を呼んでいた。

さらに今回の大規模フェス開催に、東京オリンピック・パラリンピック開催を絡める人も多く、ネット上には

《オリンピックやるのにフェスはダメって意味不明だしフェスを実験台にしてデータ取った方が良い時期に来てるんよな》
《オリンピックと同じシステムが作動中。一度走り出したらもう止まらない、止まれない》
《JAPAN JAM中止にならないのはある意味オリンピックが中止にならないのと同じなんだな》
《がんばれ、JAPAN JAM行く人! 上手くいったらオリンピックに使われるかもしれないが、音楽の未来が明るくなる!》

といった声もあがっていた。

一度決まったフェスは止めるべきではないだろうし、アーティストの活動を支援した気持ちもある。一方で大規模クラスター発生の危険性も、もちろんあるだろう。音楽ファンは板挟みの気持ちだろうが、ひとまずは『JAPAN JAM』が何事もなく開催されることを祈りたい。

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