『コントが始まる』は低視聴率でも面白い! なぜか数字が取れなかった名作ドラマ

菅田将暉 

画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

2021年春ドラマは、多くの作品が爆死している。しかし視聴率が低いものの、視聴者満足度が高い作品も多い。

松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』(TBS系)は、世帯平均視聴率が5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)まで下がっていた。しかし、ドラマの放送時間にはSNSやネット掲示板で大きな賑わいを見せており、視聴率とはかけ離れた熱狂ぶりが確認できる。会話劇で進むストーリーだけに、派手さはないものの、玄人受けして話題となっているようだ。

菅田将暉主演の『コントが始まる』(日本テレビ系)は、豪華な出演者を並べながら7%台まで低迷。しかし作品自体の評判は良く、『大豆田とわ子と三人の元夫』と並べて、2021年春ドラマの〝2強〟だと位置づけるドラマファンは多い。

これまでも視聴率は低くても話題となり、評価されてきたドラマはいくつもある。

低視聴率でも続編に加えて映画化も…

まずは2018年の春ドラマ『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(フジテレビ系)。ディーン・フジオカ主演で、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』を原作とした実写ドラマだったのだが、視聴率は5%台を何度も叩き出すほどに低迷した。しかし、いまだに語りつぐファンが多くいるほどの熱狂的な人気を博し、ディーン作品では最高傑作とも言われている。

フジテレビも『モンテ・クリスト伯』には手ごたえを感じたのか、フジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『レ ・ミゼラブル 終わりなき旅路』ではディーンを主演に据え、同じようなチームで再び作品を作り上げていた。

深田恭子主演の『ルパンの娘』(フジテレビ系)も、視聴率は散々だが根強い人気がある。2019年に制作され、視聴率は5%台まで低迷した同作だが、なんと翌年に続編が制作された。そして今度は4%台まで低迷したものの、映画化が決定するなど突っ走っている。その裏には、熱狂的なファンの多さが関係しているようだ。

視聴率が高くても全く話題にならない刑事ドラマなどは多い。視聴率をとるか、話題性をとるか、ドラマの成功の基準は難しい。

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