「命より大事なものはない」東京五輪代表・新谷仁美に称賛&賛同の声

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東京五輪・パラリンピック開催の是非が問われているなか、陸上の女子1万メートル代表・新谷仁美の発言に称賛の声が集まっている。

新谷は5月9日に東京・国立競技場で行われた『東京五輪テスト大会』女子5000メートルに出場。日本記録更新を公言していたが、自己ベストから20秒以上も遅れて5位という結果に。

この日は、国立競技場周辺で五輪反対を訴えるデモもあり、新谷は「ニュースで拝見しました。これは当然のことだと思う。コロナ関係なく、スポーツに対してネガティブな意見をお持ちの方は当然いる。その人たちの気持ちにどう寄り添っていけるかが重要」とコメント。さらに「命より大事なものはない。人としては今年の五輪開催には反対だが、アスリートとしては答えが分からない。結構悩んでいる」と、複雑な胸中を明らかにした。

本音を語った新谷仁美に称賛の声が続出!

新谷の発言に、ネット上では

《真髄を突いた言葉ですね。今年の五輪開催は希望しませんが、アスリートとしても人としても新谷選手を尊敬します》
《すべてのアスリートに、このような意見を求めるのは酷ですし、求めません。ただ、この人は至極真っ当な意見を言っていると思います。社会あってのスポーツかと。願わくばスポーツ関係者から叩かれないで欲しいです》
《素晴らしいと思います。こういう意見を言うアスリートが多くなれば、国民も素直に応援するのではないでしょうか》
《多数の国民の聞きたかった言葉だと思う。感動が嬉しいのは、国民の心が満たされている時だけだからね。今すぐにオリンピックの開催を中止にするべきだと思う。アスリートは練習をやるしかない訳でしょ、明らかにオリンピックやれる状態ではない》
《人として、アスリートとして、本音を言ってくれてありがとうございます。この方を応援したくなりました。
芯の通った立派な方ですね。今までアスリートの方が、人として五輪開催をどう思うかを聞きたかったです》

などと、共感の声が相次いでいる。しかし一方で、

《命より大事な物がないって言うなら、なんでプレ大会に出場してるの? 潔く辞退してれば共感を得られたのでは?》
《うがった見方かも知れないけど、ご本人はメダルの可能性がないの分かっていることからの発言でしょうね。本当にヤバいと思うなら辞退すればいいわけだし》
《人として反対なら反対表明すればいいのに。中途半端だなぁ》
《なぜ逃げ道作ってるんですか? 代表になれなくて涙した人もいるよ。ハッキリ示した方が人として良いと思う》

などと厳しい声も聞こえてくる。

新谷は過去に「あくまでも個人的な考えですが、人は生きる上で対価をいただいていると思っています。対価をいただいているということは、それだけの責任を持って、どんな手段をとっても結果で返さないといけない」「『自分は商品』と思っているからこそ、それが当たり前だと認識して日々を過ごしています」などと発言している。

弁護士・宇都宮健児氏がオンライン署名サイト『Change.org』で行う東京五輪・パラリンピックの中止を求める署名活動では、開始から3日目で20万人をオーバー。また、読売新聞が10日に発表した世論調査によると、東京五輪・パラリンピックについて「中止するべきだ」と答えた人が59%もいることがわかっている。

ここまで全世界に求められていない大会は、初めてのことだろう。アスリートという立場以前に、ひとりの国民として意見した新谷になんらかの圧力がかからないこと願いたい。

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