HIKAKINの“ノーマスク飛沫ロケ”に落胆! コロナ対策を呼びかけて自分は…

HIKAKIN 

画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

その影響力を買われて行政とのコラボを続々と果たし、昨年から新型コロナ対策の旗振り役を務めているタレント・ユーチューバーのヒカキン。他人に対策の徹底を呼びかけている立場だが、自身には甘い面があるようだ。

5月9日、ヒカキンは自身のチャンネルに新たな動画を投稿した。今回の企画は、体育館を借り、ユーチューバー集団『フォーエイト』とのコラボによるロケ動画。さまざまなコスプレをしてチーム分けし、総勢9人のドッジボール対決を行っていった。

動画冒頭で大まかなルールを解説すると、コスプレでの余興に移り、カメラに向かってセリフやポーズを決める一同。その後はいよいよゲームに入るのだが、動画全編を通して気になる点が。見たところ、感染対策を取っている様子が見受けられないのだ。

新型コロナ対策の“看板”が飛沫飛ばしまくりのロケ

出演者は誰ひとりとしてソーシャルディスタンスを取ることなく、マスクやフェイスシールドも着けないままに企画を進行。ドッジボール中は必然的に距離が保たれるものの、合間に挟まれる余興やトークは新型コロナ前と変わらない光景だ。また、体育館内の窓や扉が開いている様子も見受けられず、換気についても悪いことが懸念される。

特に、先攻・後攻を決めるじゃんけんやコスプレキャラになりきってのやりとりでは、互いに声を張り上げて飛沫を飛ばし合う場面が目立つ。事前の消毒や検温の実施は定かではないが、少なくとも〝密〟を作っていることがうかがえる光景だ。

「権力側に〝政治利用〟されている面が強いとはいえ、ヒカキンは小池百合子都知事と動画で共演するなど、新型コロナ対策の広報として活動中。身を引き締めることを呼びかけている立場ですから、自身が感染対策を怠っているような様を見せるのは不適切と言わざるを得ないでしょう。例えばTVのバラエティーでは、感染対策を行った上で撮影していることをきちんと告知するもの。TV局と違ってそこまでコンプライアンスを意識しなくていいと考えているのでしょうが、ヒカキンの立場上は一層身を引き締めなければなりません」(週刊誌記者)

若い世代への影響力を考えてヒカキンを起用したであろう小池知事。この動画を見たら、怒りや失望を抱くかもしれない。

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