ユーチューバーのせいで経営がピンチに!? 人情系とんかつ店に同情の声

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経済的に困窮している人に、とんかつを無料で提供していた『とんかつ店まるかつ』が、ツイッター上で厄介な客層が増えたことを嘆いていた。

ツイートの内容は、《最近元気でお金もある印象の人を中心に「厚切り弁当8個」「ミックス弁当10個」というようなご利用が増えて困惑しています》というもの。本来はお金に困っている人の助けになれば…という思いで始めたサービスだが、〝0円でとんかつが食べられる店〟と勘違いし、とんかつを無料で注文する厄介客が増えているようだ。

また同店は、《今まではまったくそんなことはなく、今年4月くらいから急激にです》ともツイート。明確に言及されている訳ではないが、ちょうどこの時期にユーチューバー・タケヤキ翔による『とんかつ店まるかつ』を紹介する動画が話題になっており、「動画のせいで厄介客が増えた」と言われている。

現在、該当の動画は非公開にされているが、内容的にはしっかりと店の考え方を伝えており、問題は無かったように思える。しかし、動画のサムネイルを見てみると、『0円食べ放題』というワードがまず目に飛び込んでくる作りになっており、

《これ明らかにサムネが悪いでしょ》
《こんなサムネの動画が広まったら、厄介な客が群がるのも当然》

などの指摘も。「0円食べ放題」の部分を動画の〝引き〟にしたのかもしれないが、強調したため誤った情報が伝わってしまったのかもしれない。

“善意”を台無しにする迷惑客に非難殺到!

結局、ネット上ではタケヤキ翔を批判する声が相次ぎ、炎上。後日、タケヤキ翔はツイッター上で、《こちら公開前、店長さんに許可を得た上で動画作成、サムネイル作成をしたのですが私の配慮不足で勘違いさせるような表記にしてしまったことをここに深くお詫び申し上げます》と謝罪コメントを発表していた。

一方でタケヤキ翔に批判の声が殺到する事態を見て、「とんかつ店まるかつ」は《当店に注目いただき、無料食堂に賛同して善意で誠実に取材にお越しくださり、ご自身の動画でご紹介くださったタケヤキ翔様。必要な人に届くようにと思っても、どうしても想定外の伝わり方や反応もあります。ですので、タケヤキ様への誹謗中傷は何卒お控えください》と注意を喚起している。

そもそも〝善意の無料提供〟は、地域レベルの狭いコミュニティの中だからこそ成り立つもので、ネットを介して全国的に広まってしまったことが不幸の始まりといえるだろう。

もちろん一番悪いのは、善意に付け込んだ迷惑客だということは言うまでもない。ユーチューバーもお店側も、誰も幸せにならなかったのが、どこかやりきれない気持ちだ。

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