朝ドラ『おちょやん』全話20%割れで爆死! 絶賛の声が多いのにナゼ…

(C)Roquillo Tebar / Shutterstock 

5月14日にNHK連続テレビ小説『おちょやん』の最終回が放送されたのだが、平均世帯視聴率は18.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、まさかの20%超えならず。近年まれに見る大爆死に、世間の人々からは驚きの声があがっていた。

これまでに放送されたNHK連続テレビ小説の最終回の視聴率を見てみると、まず前作の『エール』は21.8%。あの散々〝ぱっとしない〟などと言われていた『スカーレット』も、最終回は20.5%を記録している。つまり大体のNHK連続テレビ小説は最終回で20%を超えるのが普通であり、『おちょやん』の18.4%という数字が際立ってしまうことに。それだけでなく同ドラマは、全話を通して見ても平均視聴率20%を超えた回は一度も無かった。

朝ドラの全話20%割れは、2009年前期に放送された『つばさ』以来の約12年ぶり。まさに記録的な大爆死で、ネット上では、

《個人的には好きだったけど、数字はそこまで伸びてなかったのか…》
《やっぱり重いシーンが多くて、そこで離れちゃった人がいるのかも》
《つかみの部分で失敗したイメージ》
《序盤のバタバタで見なくなった視聴者は多いだろうな》

といった声があがっていた。

『おちょやん』は記録よりも記憶に残るドラマ

「数字が振るわなかった一方で、内容的には視聴者の満足度が高いドラマだったように思えます。特に最終週に差し掛かってからの伏線回収は見事の一言。4月30日に放送された第105回で〝花籠の人〟の正体が明かされた時は、SNSなどで感動の声が溢れかえっていたほどです。物語全体を通しても、卓越した構成力で濃い人間ドラマを描いていた印象。にも関わらず20%を超えられなかったのは、やはり『物語の質』と『数字』は別問題…ということなのでしょう」(テレビ誌ライター)

実際にSNSなどでも、今回の20%割れを受けて、

《数字とか関係無く、自分の中では最高の朝ドラ》
《こんな素晴らしいドラマを数字で語るなんてナンセンス》
《ここまで次の日が待ち遠しくなるドラマは始めてだった》
《たとえ20%を超えてなくても間違いなく傑作》

などと擁護する人は少なくない。

そもそも、録画や『NHKプラス』といった見逃し番組配信サービスでの視聴が当たり前の時代に、リアルタイムの視聴率がどれほど指標になりえるのかは疑問。記録よりも記憶に残る『おちょやん』のようなドラマが、今後さらに求められるのではないだろうか。

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