「神の左」山中慎介TKO負けもメキシコでネリにリベンジの可能性

(C)Shutterstock

8月15日にWBC世界バンタム級王者の山中慎介が同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)に4ラウンド2分29秒TKO負けを喫し、13度目の防衛に失敗した。2011年11月から保持してきたタイトルを失い、具志堅用高の持つ世界王座13連続防衛の日本記録に並ぶことはできなかった。

「山中は、左利きのボクシング選手が参考にするスタイルでこれまで防衛を重ねてきただけに、ボクサーに与えたショックは大きい。山中が繰り出すパンチは、全国のジムでVTRを教科書として使っているほどで、今後は、山中のパンチを基準に、左利きのボクサーの攻撃は組み立てられるといわれるほど完成されています」(スポーツライター)

序盤から山中の右ジャブが冴えを見せたものの、フィニッシュパンチとして讃えられた“神の左”は不発に終わった。4ラウンドに、ネリの左右のフック、ストレートでロープ際に追い詰められ、連打を浴び続けたところで陣営がタオルを投げ入れた。山中はプロ30戦目で初黒星を喫し、リング上で悔し涙を流した。進退については明言しなかった。

「山中は、脚を動かしてパンチを出すスタイルを基本としていますが、この試合ではその脚力を使わず、“立ったまま”ストレートを繰り出しているように見えました。ネリは正面切って打ち合うと負ける相手だけに、脚を絡めてKOを狙うのか、うまくコツコツ当てていってポイントを稼いで逃げ切るのか、戦略を決めていないような印象でした」(同・ライター)

 

「あとは気持ち次第」

山中は12度のKO防衛を重ねて、海外進出も夢見たが、あまりにもKOが多く、その実力を敬遠されて実現しなかった。しかし、実績がある選手だけに、また希望すれば世界挑戦への道も開ける。

この試合を解説した具志堅用高は、「本人次第だけど、きっと僕と同じで精神的にドーンとどん底まで落ちる。しばらくは考えられないでしょう」としながらも、「彼のストレートはまだナンバーワン。衰えていない。いつでも使える。あとは気持ちですね。下から這い上がっていけるかだけど、彼は強い人間。できないことはないと思いますよ」と明言。復活への道は大きく開いている。

対戦相手のネリが再戦してくれるかどうかが大きな鍵だが、ネリは「本当に手強い相手。キャリアのなかで一番タフな相手だった」と山中を評価しつつ、「再戦についてはプロモーターがすべて決める。やるならティファナ(メキシコ)で戦う」と条件を出している。

ファンたちはまだ神の左を見たいと願っているはずで、メキシコでネリ相手に今度こそ左ストレートが炸裂する瞬間が待たれる。

 

【画像】

(C)Anna Jurkovsk / Shutterstock

【あわせて読みたい】

※ 志村けんの相変わらずセクハラ全開「昭和的コント」に視聴者が…

※ 露骨日テレ「香取、草彅いなかったことに…」過去映像から排除!

※ マツコ・デラックス不調?OA中見せた「体の腫れ」の正体は…

※ 小栗旬「事務所NG事項」をテレビで解禁

※ コード・ブルーの「流産シーン」が賛否紛糾の事態に