NIKEが大炎上! 日本人差別に“ダンマリ”で「ダブスタ企業」「ゴミ箱行き」

NIKEが大炎上! 日本人差別に“ダンマリ”で「ダブスタ企業」「ゴミ箱行き」 

(C)Krakenimages.com / Shutterstock

サッカーフランス代表のウスマン・デンベレとアントワーヌ・グリーズマンが、日本人スタッフに侮辱的な差別言動を繰り返した問題。コメントを出さない大手スポーツメーカー『NIKE』に批判が殺到している。

2019年、『バルセロナ』のプレシーズンツアーで来日した際、デンベレとグリーズマンは滞在中のホテルで日本人スタッフを呼び出し、ゲームのセッティングをさせた。ここでデンベレは、日本人スタッフの顔を撮影してアップにしながら「醜い顔ばかりだ」「どんな後進国の言葉なんだ」と侮辱発言を連発。これを聞いていたグリーズマンもニヤニヤと笑い、2人で差別を楽しんでいた。

これにまず公式でコメントを出したのは、『バルセロナ』のスポンサーを務めている『楽天』の三木谷浩史社長。自身のツイッターで《FCBの選手が差別的発言をした事について、クラブのスポンサーまたツアーの主催者としてとても残念に思います。楽天はバルサの哲学に賛同し当クラブのスポンサーをしてきただけにこのような発言は、どのような環境下でも許されるものではなく、クラブに対して正式に抗議すると共に見解を求めていきます》と強い姿勢を示した。

また、『コナミデジタルエンタテインメント』も、同社のカードゲーム「遊戯王」のアンバサダーを務めていたグリーズマンの契約解除を発表している。

これを受けてか、しばらくダンマリを決め込んでいた『バルセロナ』がようやく公式サイトで《日本をはじめとするアジアのファンおよびパートナーの皆様に不快な思いをさせたことについて、非常に遺憾に思います》《クラブおよびパートナーの価値は、FCバルセロナの経営陣、執行役員から、クラブの様々なスポーツチームの選手に至るまで、組織のあらゆるレベルにおいて守るべき信念です。クラブは、人種問題、差別、ダイバーシティに関する教育の改善を徹底します。FCバルセロナには、人種差別が入り込む余地はありません》などと7月7日にコメントを発表。

しかし対応の遅さから、「大ごとにならなければスルーしたのでは?」「黒人への差別問題だったらこんなに遅くない」などと批判を集めている。

人種差別に一番熱心な『NIKE』が…

そして7月8日時点で次に批判が向けられているのは、『バルセロナ』のユニフォームを制作するなど、同チームのスポンサーを務めている『NIKE』だ。

「『NIKE』は人種差別問題に対して様々な対応を行ってきたことで有名な企業。昨年11月には、日本で黒人の女学生が差別されている広告動画を制作して物議を醸すことに。ネット上ではNIKEの不買運動も起こるなど、大きな問題となりました」(週刊誌記者)

そのため、今回のフランス人による日本人差別問題をスルーしていることに批判が殺到。公式ツイッターには

《日本には差別がある!ってCM出すくらい熱心なのはずなのに動きが一番遅い》
《家にあったNIKE製品は全部ゴミ箱行き》
《是非抗議のコメントを出してほしいです! 大坂なおみ選手も沈黙は暴力と仰ってましたよ!》
《バルサの件 声明出せやダブスタ企業》

などとリプライが届いている。

こういった件に関しては、いかに素早く対処するかで、企業の好感度につながるようだ。

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