免停中に事故を起こしたことを公表せず、選挙に当選した木下富美子都議が、選挙期間中にネットの〝有料広告〟を出していたことが発覚。公職選挙法違反の疑いが浮上している。
疑惑を報じたのは、7月14日に投稿された『しんぶん赤旗日曜版』のツイート。木下氏について、《【スクープ】東京都議選中に無免許運転で事故を起こし都民ファーストの会を除名された #木下ふみこ 都議に新たな重大疑惑。公職選挙法が禁じるネットの有料広告を選挙期間中に出していた疑いが判明。違反の罰則は2年以下の禁錮又は50万円以下の罰金。有罪が確定すれば当選無効に》とツイートしている。
【スクープ】東京都議選中に無免許運転で事故を起こし都民ファーストの会を除名された #木下ふみこ 都議に新たな重大疑惑。公職選挙法が禁じるネットの有料広告を選挙期間中に出していた疑いが判明。違反の罰則は2年以下の禁錮又は50万円以下の罰金。有罪が確定すれば当選無効に=赤旗日曜版7月18日号 pic.twitter.com/4T1ykG2rAB
— しんぶん赤旗日曜版 (@nitiyoutwitt) July 14, 2021
「木下氏は都議選の期間中フェイスブックに有料広告を出していたようです。広告は2000~3000回画面に表示され、かかった費用は4000~4500円ほど。公職選挙法第142条6では、選挙運動のための有料インターネット広告は禁止されています。木下氏は現在、1人会派『SDGs東京』を立ち上げましたが、15日に行われた各会派による協議会を体調不良を理由に欠席。雲隠れを決め込んでいます」(政治ジャーナリスト)
木下富美子都議の“辞職”は免れない?
これを受け、ネット上で木下氏への非難の声が日に日に高まっている。ネット上からは、
《厚顔無恥とはまさにこのこと。有権者を裏切って無免許運転して、しかも免停間違えたという言い訳をし、挙句には新会派立ち上げて都議に居座る。ありえない》
《無免許の次は公職選挙法違反か。飛ばすなぁ》
《免停中に堂々と運転する議員の遵法意識は推して知るべしか》
《そりゃ公選法違反で有罪なら一発退場だわ。さぁ、どうする木下ふみこ都議》
《法律に違反しても地位が安泰なのは納得できない。速やかに退場してほしい》
などと非難轟々だ。
都議会の上田令子議員は14日にツイッターを更新し、《都総務局の「懲戒処分の指針」には「無免許運転、著しい速度超過等の悪質な交通法規違反をした職員は、免職又は停職とする。」とあります》と指摘。今後予定されている臨時議会に〝辞職勧告決議〟を提出するとしている。
木下氏のツイッターには一時、4000件を超えるリプが寄せられたが、本人はそれらに一切応えることなく、14日までに非公開となった。もはや議員辞職まったなしか。
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