甲子園本塁打新記録誕生で高野連が喜んだ「ある理由」

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高校野球の夏の甲子園大会準決勝第1試合で、広陵高校の中村奨成(3年)が大会最多本塁打記録を更新する6本塁打目を放った。この本塁打で、元プロ野球選手の清原和博(PL学園)が1985年に記録した一大会の個人最多本塁打を32年ぶりに塗り替えた。

その試合に勝利した広陵は、決勝へ進んで花咲徳栄高校と対戦し、優勝は逃したものの中村は大会通算安打記録に並ぶ19安打も達成した。そのため、中村には今大会で一番の注目が集まった。

「中村のバッティングを見ると、とても高校生とは思えないパワーを感じます。上からたたきつける打ち方なので、力が無駄なくボールへ伝わっていきます。このままだと今年のドラフトは、即戦力になりそうな投手や早稲田実業の清宮幸太郎だけではなく、中村もドラフト1位で重複指名を受けそうな予感がします」(スポーツライター同・ライター)

中村のポジションは捕手である。それが打撃に加えて素晴らしいアピールポイントになるという。

「プロ野球各球団は、いつでも捕手の逸材を探し求めています。チーム作りの上でいい守備と打撃を兼ね備えた捕手を獲得できれば、長期にわたってチームの核となれるからです」(同・ライター)

 

テレビ局や高野連が困っていた清原の扱い

中村の記録更新を受けて、各テレビ局のニュース番組スタッフは頭を悩ませたという。

「この中村の記録更新で、各報道番組は清原が高校時代に本塁打を打った映像を使うべきかどうか悩んだようです。番組によって対応は分かれ、『甲子園は清原のためにあるのか!』の実況とともに放送したころもあれば、名前と記録だけ紹介し、映像は全く使用しなかったところもありました」(同・ライター)

清原の過去の映像は扱いがナーバスだ。覚せい剤所持容疑で逮捕されたことを受け、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場にある甲子園歴史館が、PL学園時代に使用した清原の金属バットや複製ユニホームを館内の展示から外したというケースもある。

さらに、高野連の幹部たちは、中村が清原の本塁打記録を塗り替えてくれたおかげで、胸を撫で下ろしているという。

「甲子園の本塁打記録の話が出るたびに、清原のことに触れなければならなかった。それを苦々しく思っていた関係者はひとりやふたりではありません。中村に記録を破ってもらって深く礼をしたいくらいです。今後、本塁打記録の話が出るたびに使われるのは、清原ではなく中村の映像になるのです」(高野連関係者)

清原自身はいま、何を思うだろうか。

 

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