集英社とMAPPAの本気! アニメ『チェンソーマン』が世界の覇権を握るワケ

集英社とMAPPAの本気! アニメ『チェンソーマン』が世界の覇権を握るワケ 

(C)Krakenimages.com / Shutterstock 

アニメ『チェンソーマン』への期待が高まっている。先日ティザーPVが公開されると、世界中から反響が寄せられ、再生数はすでに810万回を超えている。なぜ同作は、これほどまでに注目を集めているのだろうか。

「チェンソーマン」は、藤本タツキの同名漫画を原作とした作品。『週刊少年ジャンプ』で、第1部が2019年1号から2021年2号まで連載され、第2部は今後Web漫画サイト『少年ジャンプ+』での連載が予定されている。

藤本といえば、かつて「ジャンプ+」で連載していた『ファイアパンチ』も大ヒット作として有名。圧倒的な画力と斬新な設定で、日本のみならず世界中の漫画ファンを虜にしていた。そんな話題作家が満を持して「ジャンプ」本誌に進出するということで、「チェンソーマン」は連載当初から大きな注目を集めており、藤本は同作で新たな道を切り拓くことに。

悪魔をその身に宿した主人公が悪魔たちを退治するという、一見すると王道に近い設定の「チェンソーマン」。しかし物語の中には、藤本が影響を受けたと思われる映画や漫画のオマージュが数多く登場するのだ。この手法は、やはりある程度の批判を集めてしまっている。だが良い意味で読者をバカにしたような、まして「ジャンプ」で堂々とふざけてみせるという演出は、確実に漫画ファンを刺激していた。

実際にアニメ化が決定し、制作会社が『MAPPA』だと発表された際、藤本は《ドロヘドロと呪術廻戦のパクりみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!? そりゃもう何も言う事ないじゃないですか!! どうかよろしくお願いします!!》といったふざけたコメントを寄せている。

『鬼滅の刃』のヒットを皮切りに、ここ最近は『呪術廻戦』や『東京リベンジャーズ』が、モンスターコンテンツへと化けた。そのため「チェンソーマン」に携わる関係者も、同作のアニメ化には並々ならぬ気合いを入れているようだ。

集英社とMAPPAが『チェンソーマン』に全ベット!

制作会社の『MAPPA』は、「チェンソーマン」のアニメ化に際して《スタジオの威信をかけて最高のアニメーションをお届けしたいと思います》とコメント。またアニメ公式サイトを見てみると、権利元が「(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA」とクレジットされている。通常アニメや映画、ドラマなどは、企業の単独出資ではなく、複数の企業に出資してもらう『製作委員会』の方式を取っているケースが多い。しかし「チェンソーマン」は、『集英社』と「MAPPA」のみの出資でアニメを作ろうとしているのである。

おそらく両社はアニメ「チェンソーマン」の成功を確信しているのだろう。たしかに同作が「鬼滅の刃」レベルのヒットを記録すれば相当な利益となる。製作委員会方式を取っていないのであれば、その利益は両社で山分けだ。「MAPPA」が〝スタジオの威信をかけて〟と意気込むのも頷ける。

ちなみにティザーPVの公開と共にスタッフも発表されたのだが、監督をはじめ作画に定評のある面々が集結している模様。作画にうるさい海外のアニメファンも大満足のスタッフ陣だという。ネット上にも、

《これは呪術超え確実やね》
《俺らより海外勢の方が興奮してるやんww こりゃとんでもないことになりそうだ》
《作画たまらん》
《有能スタッフばかりで草》
《コケたら赤字全部MAPPAが被ることになるからガチで作らざるを得ない。これはマジで期待できるで》
《ティザーPV見ただけで分かる。覇権やん》

などの声が続出。それにしても放送前からこれほど注目を集める作品は珍しい。あるいは、シリーズ最終作ということで多くの人から期待を集めていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』以上の注目度ではないだろうか。

何より、終始ふざけている藤本と尋常ではない本気度を滲ませている「集英社」「MAPPA」のギャップが面白いが、それはともかくアニメ「チェンソーマン」の成功は間違いなさそうだ。

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