平昌五輪カーリング会場が「競技開催不可能」だという噂

江陵アイスアリーナ(C)Shutterstock

これまでも平昌冬季五輪の競技施設における工事遅延は報じられてきた。しかし、自国の競技監督から“不満”が出たのは、恐らくこれが初めてだろう。

8月11日にカーリング女子韓国代表のキム・ミンジョン監督が『朝鮮日報』の電話取材に応じ、カーリング競技の会場となる『江陵カーリングセンター』が「今年3月から閉鎖状態にある」と明かした。五輪本番まであと半年。キム監督は同会場で練習を重ね、ライバル国を圧倒するつもりだったらしく「模擬試験を一度も受けずに大学入試で満点を期待するようなもの」とまで言い放った。

同施設は床に亀裂が生じ、一部が凹んでいるとも伝えられている。床を張り直している最中で、五輪本番に間に合うのか本当に怪しくなってきたという。

こうした情報は日本のカーリング関係者にも届いている。しかし、代表選手たちの捉え方は少し違うようだ。

「本当にそこまでひどいのかと、少し疑っているようでした」(体協詰め記者)

 

本橋麻里「わたしが視察へ行ってもいい」

施設に突貫工事を施すとなれば、日本代表にも影響が及ぶかもしれない。“マリリン”の愛称で知られるトリノ冬季五輪とバンクーバー冬季五輪代表の本橋麻里は「状況を確認すべき」と日本カーリング協会や各大会主催者に進言しており、現地入りも勧めている。それにもかかわらず協会は“様子見”の姿勢をまだ変えていない。そのせいだろう。本橋は自らが視察に行ってもいいともまで伝えたそうだ。

「本橋は現在所属しているチーム『LS北見』で補欠に回っています。そのため、ゲーム展開を客観的に見ることもできるようになり、冷静な助言をチームに送っています。五輪出場を目指すライバル『中部電力』との決戦も大事ですが、そこから先も見ているのでしょう」(同・記者)

状況次第では本橋が単独で韓国入りする可能性もある。

現地の報道によれば、ある程度の観客席を確保している韓国国内のカーリング会場は、いま問題になっている『江陵カーリングセンター』のみだという。はたして、しっかりと競技ができるレベルになるのだろうか。日本も東京五輪で似たような問題を起こさないように期待したい。

 

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