中国の掲げた経済構想「一帯一路」の正体

(C)Hung Chung Chih / Shutterstock

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中国関連のニュースでよく聞く“一帯一路”(いったいいちろ)とは何か。これは中国の習近平国家主席が提唱して推進している経済圏構想のことで、一帯は“シルクロード経済ベルト”とも言われ、中世にヨーロッパとアジアを結んでいた交易路シルクロードの現代版を構築しようという構想だ。一方で一路は、“海のシルクロード”を意味し、15世紀後半にポルトガルやスペインが開拓したヨーロッパとアジアを結ぶ航路を現代に復活させようという構想である。

「経済政策やインフラ、投資・貿易、金融、人的交流の5分野で、交易の拡大や経済の活性化を図ることが狙いで、このうち高速道路や鉄道、港湾などの交通インフラ関連は『中国・パキスタン経済回廊』をはじめ、各地で大規模プロジェクトが着工しています」(経済記者)

同構想経済圏に含まれる国は約60カ国もある。資金提供は中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)や中国国家開発銀行が行うが、習主席は両行への出資を先進各国に促しながら「win-winの関係が基本であること」、「他国の内政に干渉しないこと」、「他国に体制モデルを押しつけないこと」を主張する。

ところが、8月21日付の読売新聞電子版が次のように報じた。

《「一帯一路」を巡る安全保障をテーマに中国の国防大学が約2年前に開催した内部の会議で、軍当局者ら出席者が、構想の枠組みで軍の海外拠点展開を図るとの認識で一致していたことが、国防大の会議議事録で明らかになった》

つまり、経済発展を謳いながら、軍の海外進出を模索していたのだ。

 

スリランカ国内ではすでに中国の影響で暴動も

スリランカ南部のハンバントタ港にはすでに中国の潜水艦が寄港している。中国の意図がインド洋制覇にあることは明らかで、スリランカはその戦略的要衝という位置付けだ。

同国では今年1月、中国主導の工業団地の建設に反対する現地住民がデモを組織し、警官隊と衝突したことで大暴動に発展した。現場労働者は中国から連れてこられた囚人であるため、“お行儀”がよくなかったようだ。建設現場付近では「犬と猫がいなくなった。最近ではカラスも全く見ない」と住民が声を潜めた。どうやら彼らの胃袋に収まったようなのだ。

そのうちスリランカも中国の胃液に溶かされる。『一帯一路』プロジェクトは、随所で挫折しているのが現状なのだ。

 

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