7月28日付の『文春オンライン』にて、俳優の竹中直人が東京五輪の開会式出演を、前日になって辞任していたことがわかった。これを「英断だ」と褒める、矛盾だらけのネット民が相次いでいる。
竹中は1985年に『竹中直人の放送禁止テレビ』というオリジナルビデオを発表。これが障害者を過激に揶揄する内容であったそうだ。竹中のマネージャーは〝劇中のこと〟として、過去の障害者イジメで辞任に追い込まれた小山田圭吾とは違うと判断していたのだが、小林賢太郎氏が23年前のコント内のワンフレーズで解任されたことを受け、竹中も許されないだろうと考えたという。
しかし竹中の辞任が表ざたになると、今まで小林氏などを過剰に攻撃していたはずのネット民たちが
《竹中さん偉い!! そういう姿勢の人が大事なんですよねぇ。良く決断されありがとうございます!!》
《竹中直人はえらいと思うよ。自分で判断して降りたのは英断だわ》
《辞退した以上、事を大きくしたり、竹中さんを叩くのは間違いだと思う》
《竹中直人さんの場合は、自分から辞退するほどの良識があったということだ》
《今回はちょっと事情が違うだろ。竹中は常識あるよ、辞退は非常に懸命だったかもだが非常に残念だ》
などと褒める声を寄せている。
椎名林檎も出演していたら終わっていた?
その一方で、そんなネット民たちを
《小林のホロコースト問題よりはコメントが優しいですね。現代の日本の腐った部分を、明確に示してますね》
《英断というより、小林賢太郎のあんな過去のネタまでほじくり返して辞めさせたことへの非難じゃねーの?》
など揶揄する声もあがっていた。
「竹中のことをほかの解任された人と比べて褒めている人は、矛盾だらけです。今回のことはあくまで、粗探しされる順番に違いがあっただけですからね。竹中が先に問題になっていれば、他の人らはその時点で辞任をしていたかもしれません。また、この解任劇を機に、当初出演予定であった椎名林檎を求める声も相次いでいますが、彼女もまた、〝正義マンの基準ならば〟国際問題になりかねないような言動を過去にしています。今の世論では完全にアウトでしょう。もしかしたら、『僕たちの知っているテレビスターなら、人柄も知っているのでセーフ』という流れもあったかもしれませんが…」(芸能記者)
こうした辞任劇が相次ぐことで、このキャンセルカルチャーがどれほどおかしいのか世間に広がっていくことを期待したい。
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