竹中直人を“辞任”に追い込み開会式をぶち壊し! 中山泰秀防衛副大臣の恐ろしさ…

竹中直人を“辞任”に追い込み開会式をぶち壊し! 中山泰秀防衛副大臣の恐ろしさ… 

(C)Krakenimages.com / Shutterstock 

俳優の竹中直人が、東京五輪の開会式に出演するはずが、前日になって電撃辞任していたことがわかった。ネット上では「そこまですることない」と擁護の声があがっているが、この大騒動を起こして開会式を潰したのは、自由民主党の中山泰秀防衛副大臣というのだから恐ろしい。

コトの発端は、ネット上の切り取り動画を見たツイッタラーが、開会式のディレクターを務める小林賢太郎氏が過去にホロコーストを揶揄するコントをしていたと、中山防衛副大臣に報告したこと。そのわずか1時間後、中山防衛副大臣は「@iloveyatchan(アイラブやっちゃん)」という自身のツイッターで、米国の有力ユダヤ人人権団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター』(SWC)からコメントが届いたと発表した。

中山防衛副大臣は、この問題に関して1人で判断してSWCに告発し、国際問題に発展させたと思われる。こうして事態を重く見た組織委員会が小林氏の解任を発表した。

ここまでが開会式前までにわかっていたことなのだが、開会式が終わった数日後、小林氏の解任を受けて、開会式に出演予定であった竹中が前日に辞任していたことがわかった。つまり中山防衛副大臣のスタンドプレーを引き金に、竹中は辞任したのだ。竹中は小林の解任を受けて、〝コントの中でも不謹慎な言動をしていたらアウト〟だと感じたらしい。

劇団ひとりも完全にアウトだった…

この件に関しては突き詰めていけば、開会式に出演していたお笑い芸人の劇団ひとりも、過去に障害者を揶揄するネタをしたり、ブータン国王をバカにする芸をして大炎上していたことがあるので、アウトとなってしまう。となると、劇団ひとり出演部分がお蔵入りとなり、共演していた元フィギュアスケート選手の荒川静香も巻き添えでお蔵入りとなっていただろう。

さらに入場曲で演奏された、すぎやまこういち氏作曲の『ドラゴンクエストのテーマ曲』も、すぎやま氏の過去の問題発言がダメだと判断され、お蔵入りになっていたかもしれない。

今回のことは小林氏の23年前のコントが発掘された時点でまず、組織委員会が丁寧にコントの内容を訳し、決してホロコーストを肯定するような意味ではなかったと世界に伝え、かつ小林氏の謝罪の言葉、小林氏の今の信念などを伝えておけば、ここまで問題になることはなかっただろう。また、そもそも「SWC」の言葉や決定が〝絶対的に正しい〟と考えてしまうのもおかしい。この組織はユダヤ人以外の虐殺問題をスルーしていることなどが問題視されているという。

結局のところ、中山防衛副大臣が1人で突っ走ったこと、しかも報告した相手が「SWC」であったことが全ての元凶。東京五輪に泥を塗って開会式をぶち壊した男が、日本の防衛をしているとはなんとも皮肉なものだ。

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