五輪関係者の車が当て逃げ!「送迎を優先した」との供述に批判殺到

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8月1日、東京五輪の大会関係者を乗せた車が、首都高速道路で当て逃げをしていたことが分かった。運転していた男に警視庁が事情を聞いたところ、常軌を逸した供述をしているようで、ネット上では批判の声が高まっている。

事故は1日の午後6時ごろ、首都高の台場出入り口から葛西出入り口付近で発生。男は前を走っていたトラックと軽ワゴン車に追突し、その前後複数回にわたって首都高の側面にも衝突したという。その際に軽ワゴン車に乗っていた女性2人が救急搬送されたが、男が運転する車はそのまま五輪関係者の送迎を続行した。

その後、男が運転する車は、フロント部分が大破しながらも十数キロ走行。千葉県内のインターチェンジを降りたところで、千葉県警に職務質問を理由に止められている。

人命よりもスタッフ送迎を優先!?

男は千葉県警の職務質問を受けた際「スタッフの送迎を優先した」と供述。人命よりも五輪スタッフの送迎を優先させた男には非難の声が相次いでおり、

《日本の法令よりも五輪のスケジュール優先って… 理解できないわ》
《もちろん当て逃げはダメだし、道路交通法の違反だけど、なんでその男性が〝送迎優先〟という思考にいたったのか。そこに目を向けてほしいよね》
《法律よりも五輪が優先されるような状況は、絶対にあってはならないでしょ! これが菅総理が言う〝安心安全〟な五輪なんだな?》
《ひき逃げ案件なんだから、警察も厳罰をもって処すべき》
《事故を起こしてしまったら五輪もクソもないでしょうよ… 当て逃げ回避の理由に〝五輪スタッフの送迎優先〟はない》
《ドライバーが悪いのは当然だけど、五輪関係者からの圧力はどうだったんだろう。圧力をかけたなら犯罪教唆とかになるでしょ》

などのコメントが飛び交っている。

「この事故は、車を運転していた男が〝ボランティア〟だったことも論点になっているようです。世間からは《当て逃げすること自体おかしいけど、ボランティアにスタッフの送迎をさせることが1番おかしい》などと、責任を問う声もあがっています。実際に東京五輪のボランティア募集を呼びかけるホームページには、ドライバーや関係者のID発行、海外VIPに対する接遇、メダルや記念品を運ぶなどの仕事が記載されており、〝やりがい搾取〟と思われる仕事内容も見受けられます。今年6月にはボランティアの辞退者が1万人に上ったと報道されているため、ボランティアの仕事量についても、今後問題にならないとは言い切れませんね」(時事ライター)

8月2日には、東京五輪の開幕後に都内で、選手を輸送するバスなど大会関係の車両が絡む事故が、1週間で少なくとも50件も起きていたことが判明。ほとんどは物損事故だが、人身事故も1件発生したという。選手たちは全力で競技に挑んでいるだけに、これ以上は競技以外のところで話題にならないでほしいものだ。

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