『五輪・卓球』ラスト1点での“日本のフェアプレー”に感動「かっこよすぎた」

丹羽孝希 

丹羽孝希 (C)Stefan Holm / Shutterstock 

8月4日、東京五輪・卓球男子団体の準決勝「日本×ドイツ」が行われた。〝最後の1点〟が、スポーツマンシップ溢れる感動的なものだったと話題になっている。

チームとしてはドイツが世界ランキング2位、日本が3位と実力が拮抗しているこの戦い。第1試合のダブルスはドイツが勝利。第2試合のシングルスは、張本智和とディミトリー・オフチャロフのエース対決で張本が勝利。第3試合のシングルスでは、3大会連続の対決となった水谷隼VSティモ・ボルが行われ、ボルが勝利。第4試合のシングルスでは、再び出番が回ってきた張本が、パトリック・フランツィスカ相手にフルセットで勝利。勝負は、第5試合の丹羽孝希とオフチャロフの戦いにもつれ込んだ。

第2試合では張本に敗れているオフチャロフだが、今大会の個人戦で銅メダルを獲得するほど絶好調で、世界ランキングは7位。対する丹羽は世界ランキング16位で、今大会の個人戦でオフチャロフに敗れたという因縁がある。

実績的にはオフチャロフに分がある中、丹羽は第1セットから攻めていき、先行する展開に持ち込む。しかし徐々にオフチャロフが追い上げ、9-11でオフチャロフにセットを奪われた。第2セットも序盤は丹羽がリードするものの、後半でまたもオフチャロフが追い上げて7-11でオフチャロフが連取。

丹羽としては後がなくなった第3セット、今度はオフチャロフが得点をリードする展開となり、丹羽がなんとか粘って食らいついていった。そして2点差まで詰め寄ったものの、8-10でオフチャロフがマッチポイントを握る。そしてこの得点カウントで行われたラリー、丹羽の強打にオフチャロフのカウンターボールが浮き、丹羽が点数を取った…かに見えた。

不運な失点を認めた丹羽孝希に感嘆

テレビ実況でも「よし!」と解説者が声をあげたのだが、ここでオフチャロフは謝罪する仕草を見せる。丹羽もすぐに台を指差し、先ほどのオフチャロフのボールが、ぎりぎりでエッジイン(台の角にあたって入ること)していたことを認めたのだった。これによってドイツの勝利が決定。ドイツ選手は抱き合って喜びあった。

丹羽としては不運な最後になったのだが、ネット上では素直に相手のポイントを認めたことを称える声が続出。

《丹羽選手の最後エッジ認めたのかっこよかったなぁ》
《最後何も言わずに静かにエッジ認めた丹羽がかっこよすぎた》
《丹羽くんが最後のエッジボールを瞬間で審判に伝えてたの、ほんとにスポーツマンシップって感じで好きだな…》
《マッチポイントのエッジボールを即座に相手ポイントと示す丹羽くんめっちゃいい人だな…》
《丹羽、最後正直にエッジって指摘した フェアプレー精神やな》
《丹羽くんのスポーツマンシップ感動 エッジを自分から認めるなんて…》

といった感動の声があがっている。

まさに国を代表する選手らしい、模範となる行動だったといえるだろう。

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