五輪スケボー金・四十住さくらの“美談”に疑問の声「表に出す話ではない」

(C)Johan Larson / Shutterstock 

東京五輪から採用された新種目スケートボード・女子パークで、四十住(よそずみ)さくら選手が60.09点で初代金メダリストとなった。

日本中が歓喜した翌日、四十住選手の母親の清美さんは、スポーツ紙の取材に答え、「ゆっくりできたことは全くないですよ。さくらと同じ条件だったので」と、一家でスケボーに没頭してきたことを明かした。

そんな中、ネット上で注目を集めたのが、あるエピソードだった。清美さんは娘の練習のために、自宅の庭にコンクリートを敷き詰めて練習所を作ったというが、隣人に赤ちゃんが生まれ、「新生児の間は練習しないでもらえないか」と頼まれたことを明かし、「うちの子は、日本一を目指すと言っています。決めた時間や赤ちゃんが起きている時間にだけ滑らせてもらうので、どうか滑らしてもらえないでしょうか」と手紙をしたため、理解を求めたという。

いろいろな人に支えられた金メダルだけど…

娘のために全精力を注ぐ感動的なエピソードともいえるが、ネット上では、

《いい話だけど実際に隣だったら嫌だなぁ…》
《美談風になってるけど、隣人なら迷惑極まりないよな》
《隣人の立場だったらキツいな… 低月齢のうちなんか昼寝も多いし、その上寝かしつけた!と思ったら些細な物音で起きたりもするし…》
《新生児のうちなんて赤ちゃんほとんど寝てるのに。これは隣人の人は相当我慢しただろうな》
《誰だって持ち家の隣人とは揉めたくない。赤ちゃんが生まれるまで音が響くのを黙って受け入れていたけど、意を決して静かにして欲しいと頼んだんだろうなと思う。そして折れてくれた。美談仕立てになっているけど、表に出すエピソードではないような》

などと辛辣な意見が相次いでいる。

「『やるからには日本一になる』と約束した四十住選手のために両親は、和歌山県岩井市の自宅の庭に約180万円の特設コースを設置。高校時代は車で遠方の練習場へ送り迎えするなど、家族一丸となってバックアップしたといいます。隣人の件は相手から理解を得たようですが、この話だけ聞くと確かに迷惑極まりないですよね。見事金メダリストになって、隣人も協力したかいがあったんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者)

岩出市の酒造会社・吉村秀雄商店は、練習場に困っていた四十住選手のために、精米所として使っていた倉庫を改装し、無償で提供。練習場まで往復3~5時間かかっていたのが5分になり、その分、練習に時間を割くことができるようになったという。

多くの人に支えられて獲得した金メダル。本人のみならず、周囲の人もさぞや嬉しかったことだろう。

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