日本国民怒り、アスリート瀕死…東京五輪“利益重視”で大失敗の連鎖!

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「開催すればなんとかなる」そんな希望的観測もむなしく、開催後も問題が頻発した東京五輪。その一部を紹介しよう。

まず間違いだったのは、無観客開催だろう。五輪賛成派の多くは、新型コロナウイルスの観点からキツイことは確かだが、準備した資金を無駄にして赤字にならないためにも、五輪を開催するべきだという意見だった。

しかし結局は無観客開催に。これによってチケット代の収益がなくなったことはもちろん、五輪特需による観光業界への貢献もナシ、さらに選手のモチベーション低下、テレビで見ても練習試合のようでつまらない、という最悪の結果に。事実、自国で有観客開催のイベントをバンバン行っているアメリカでは、無観客の東京五輪は総スカン。前回のリオ五輪から視聴者数45%減になったという。

「無観客にしたにもかかわらず、コロナ感染拡大は止まらず、過去最大の感染者数を記録してしまっています。そもそも、五輪以外のスポーツ興行や音楽イベントは有観客で開催されているので、五輪だけ無観客にしても焼け石に水です。責任逃れに必死な組織委員会や政府が『コロナ拡大は五輪のせいだ!』と責められたくないがために、なんのメリットもない無観客にしたのでしょう。いや、IOCだけはウハウハでしょう」(週刊誌記者)

アスリートを殺しかけた東京五輪

さらに、〝4年間頑張ったアスリートのため〟というお題目もあった東京五輪だが、このフレーズにも疑問が残る。

「〝アスリートのため〟と正義ぶっている東京五輪ですが、炎天下で最悪のコンディションで行われる競技がいくつかありました。代表的なのはテニス。夏の日差しが照り付ける真昼に、照り返しが強いハードコートで競技が行われ、世界ランキング1位のノヴァク・ジョコヴィッチからは苦言が寄せられました。また、試合中には今大会第2シードのダニール・メドヴェージェフも、『もし死んだら責任を取ってくれるのか?』と皮肉を言う場面も。選手のコンディションなどどうでもよく、より〝高額な放映権〟が期待される時間に競技をさせようという魂胆が見え見えでしたね」(同・記者)

サッカーも同じく、日中に行われる試合がいくつかあった。そしてその結果、なんと女子サッカーの決勝戦が、前日になって11時キックオフから21時キックオフに変更されるという前代未聞の事件が起こった。

「酷暑で選手たちからクレームが来て、日程をずらしたようです。しかし、そもそもなぜ、日中に決勝戦をやるつもりだったのか。実は、アメリカ代表の決勝進出が有力視されていたため、アメリカの視聴者に合わせて予定を組んでいたようなのです。ここでも、選手の命よりも、放映権を重視していたことがわかりますね。そして、アメリカ代表が決勝進出できなかったため、あっさり日程を変更したのです。ちなみに、これに合わせて日本代表が出場する男子サッカーの3位決戦の時間もなぜか変更。20時から18時に繰り上げとなり、日本人の多くが勤務中の時間帯に。日本国内では、『なぜ自国開催の五輪で、代表戦が見られないんだ!』と大炎上しましたね」(同)

前日になっての時間変更など、そもそもスポーツ興行ではありえないこと。これが可能になったのは、皮肉にも〝無観客開催〟であったから。有観客ならチケットの払い戻しなど大変な騒ぎになるが、無観客ならその心配はない。

一体なぜ、こんなことになってしまったのだろうか…。

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