声優スキャンダルはオタクの責任!? 声優をアイドル扱いして生まれた悲劇…

(C)Dean Drobot / Shutterstock 

数ある〝オタクジャンル〟の中でも、とりわけ異常性が高いことで知られる声優オタク。声優・鬼頭明里の熱愛スキャンダルが、彼らの異常性を改めてあらわにしている。

鬼頭は8月16日の『文春オンライン』にて、同じく声優・保住有哉と複数回にわたってデートする写真や、保柱に合鍵を渡しているとの関係者証言などが掲載された。本人は自身のツイッターで《仲の良い友人の一人です》と恋愛関係を否定したが、彼女のファンたちは阿鼻叫喚。中には本人のツイッターに意見をぶつける者まで出現し、SNSや掲示板には

《男とイチャイチャするのは勝手です。だからこそラブライブ声優やめてくれませんか? 虹が咲はこれからです。貴方のせいでぶち壊れます。声優交代を望みます》
《どこの世界に世界に合鍵を彼氏以外に渡すバカがいる!?》
《プロ意識が足りないよな》
《交際よりもニオわせツイートしちゃうような自意識過剰の馬鹿女だったことが地味にショックなんだわ》
《やってる事がホストとかそういった類の男に貢いでる金持ちのババアと変わらないのがヤバい》

といった誹謗中傷にも似た悲鳴が相次いでいる。

しゃしゃり出る声優とそれを求めるオタクが生んだ悲劇か…

鬼頭も保柱も、はっきり言ってオタクだけが知っている存在であり、世間的な知名度は高くない。それでもスキャンダル記事が成立するのは、そのオタクの熱量が凄まじいためだという。

「スキャンダルというのは、ファンが多くて読者が見込める=需要があるから成り立つ訳で、オタクが声優をアイドル視・神聖化しなければ、パパラッチが張ることもないんですよ。今回の件も、昔のように、声優が裏方的存在なら起こり得なかったと言えるでしょう。何を勘違いしたのか、声優が写真集やCDを出すなど、アイドル・アーティスト気取りで本業の仕事を侵略し始めたのが悲劇の始まりですね。そのくせ自分たちはタレントの声優起用を被害者ぶって批判するのですから、二枚舌この上ありません」(芸能誌デスク)

他方、声優はあくまでファン向けのビジネスを行なっているだけであり、突き詰めると〝祀り上げる〟オタク側が悪いという指摘も…。

「鉄道・アイドルなど熱心なオタクは多かれど、アニメ・声優オタクの異常性は特に狂っています。匿名で本音が語れる掲示板では特に顕著で、キャラや声優の実名を挙げて『脇で握ったおにぎり食べたい』『尿を加湿器にかけたい』など、〝気持ち悪い〟の一言でも足りない書き込みが日常的に溢れ返っています。某女性声優に熱愛が発覚した時も、『○○(自主規制)膜から声が出てない』『○○○(自主規制)しゃぶった口から出る音を俺に聞かせるのか』など、品性・人格を疑う意見が噴出しました。結局は、オタクのこの熱心さ・異常性がいけないのですよ。彼らが声優をやたらと祀り上げなければ、声優側も需要に基づいてプライベートを暴かれたりはしませんからね」(社会派ライター)

熱心なオタクのせいで私生活を記者に追われる声優。彼女たちもある種〝被害者〟といえるのかもしれない。

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