『フジロック』MISIA“君が代”熱唱に賛否「反骨でロック」「ドン引きした」

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8月20日から22日までの3日間、新潟県の苗場スキー場にて開催された『FUJI ROCK FESTIVAL ’21』。最終日に歌手のMISIAがステージに立ったのだが、彼女の歌った〝ある楽曲〟がネット上で物議を醸しているようだ。

MISIAは22日、16時50分から「GREEN STAGE」に登場。青いドレスとターバンを身に纏い、一曲目に東京五輪の開会式でも披露した国歌『君が代』を熱唱する。その後、代表曲の『Everything』や『陽のあたる場所』を含めた合計11曲もの楽曲をパフォーマンス。またMCでは「コロナのバカヤロー!」と不満を叫ぶ一幕もあり、オーディエンスを熱狂させていた。

MISIAの「君が代」に驚く人もいたが、ネット上には、

《あのフジロックで君が代を熱唱する以上に、反骨でロックな生き様ってあんのかな。MISIAさん最高》
《東京五輪の開会式で圧倒的な歌唱力で国歌を独唱したMISIAさんがフジロックで君が代を歌い、純粋に感動しました》
《君が代から始まるのすごい。世界を救いに来てくれた女神みたい》
《すごい覚悟と迫力。女神が龍になって怒りの歌を歌ってた。私達の代わりに。ありがとう》

などと歓喜の声が続出している。

愛国心などではなくセンスのなさが問題?

一方で反対意見も多く、

《どんなに歌唱力が圧倒的でも、そこに国歌と音楽への愛憎や矛盾、葛藤がなければダメな表現。ただの感動ポルノ》
《MISIAが君が代を歌ったというので、「あほか」と思った。反響を見ていると「感動した」的な声が多いことにドン引きしている》
《MISIA大好きだけど、反差別の歌姫みたいな扱いはしない方が本人のために良いと思う。たぶん、あんまり深く考えてない。みんな勝手に期待していただけと思うけど、諸々見てると考えが深い人に見えない》
《MISIAって結局レインボープライドも君が代もブラック文化がルーツのブレイズもぜんぶ自分のための装飾でしかないんだな。ペラい》

などの反響が巻き起こっていた。

「音楽に政治的思想を持ち込んだと考え、MISIAを批判している人も多くいました。しかし『FUJI ROCK』は音楽イベントのため、歌の内容云々よりもライブパフォーマンスを評価するべきでしょう。『君が代』を野外フェスで披露するセンスは単純に絶望的。単純に選曲ミスと批判したいところです。過去には忌野清志郎やジミ・ヘンドリックスが国歌を歌ったこともありますが、五輪でも国歌を歌ったMISIAと性質はまったく逆です。そもそも反骨・反抗=ロックという価値観自体が前時代的。そんな思想が蔓延していると考えるとめまいがしますね…」(音楽ライター)

ちなみに今回の「FUJI ROCK」は、YouTubeで生配信して「おうちでフジロック」を推奨していた。そのため多くの人の目にも触れてしまったため、無用な物議を醸していたのだろう。

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