オタクの“被害者意識”にウンザリ…他者には過剰攻撃のダブスタだらけ

(C)Dusan Petkovic / Shutterstock 

ネット黎明期から一貫して見られる〝オタクの被害者意識〟という風潮に、ここのところどうも暴走が見られている。

「火種となっているのは、白金高輪の硫酸事件、女子高生殺害・死体遺棄で夫婦が逮捕された事件でしょう。両事件の容疑者は、前者がボカロやアニメ、後者はVtuberと、共にオタク的趣味を持っていたことが発覚しました。犯罪報道において容疑者の経歴を掘り下げることはおなじみですが、短期間に相次いだこともあってか、オタクがこれに『オタクへの偏見を植え付ける』と怒りの声をあげているのです」(WEBメディアデスク)

しかし、これらの報道はあくまで犯人の人物像を明かしているだけであり、「即ち危険人物だ」「オタクだから犯罪に走った」との論調は一切取っていない。経歴や趣味を淡々と紹介しただけで怒るのは、過剰反応という他ないだろう。例えば、以前のとある事件で犯人が〝元甲子園出場球児〟と強調されたことが何度かあったが、その時に『野球部への偏見を植え付ける』なんて声は殺到していなかった。

また、1万歩譲って彼らの主張を飲んでも、そこには全く同情できない。彼らは他人にやたらと攻撃的な一方、自身を棚に上げつつ、他ジャンルのオタク属性を攻撃してきたからだ。

「代表的なのは3次元への敵視。感情もない非実在のキャラより生身の人間に傾倒する方が人間的ですが、彼らは『3次は惨事』などと謳い、アイドルオタクを見下す言動を繰り返してきた。また、非モテの逆恨みからか女性嫌いの傾向も強く、女性のオタクは特に目の敵にされますね。そのくせちょっと色気を見せられたら、簡単に落ちるという矛盾も抱えています」(同デスク)

『フジロック』を批判しつつ『アニサマ』に参加

両要素が重なり合った〝女性がメインのオタクジャンル〟は、特に苛烈な攻撃に遭ってきた。その代表格は〝腐女子〟だ。

「オタクはカップリングや18禁や二次創作を愛好するくせに、同じく二次創作愛好の腐女子には強烈な敵対意識を持っているのです。その犬猿ぶりは、もはや宗教対立。2ちゃんねる的思想を継ぐツイッタラーには、とりわけ〝叩き〟意識が根強く残っています。つまりは同族嫌悪な訳ですが、棚上げで二枚舌な分オタクの方がタチは悪いでしょう」(サブカルライター)

先日にも、音楽フェス『フジロック』を「密だ」として猛批判したアニオタが、世界最大のアニソンイベント『アニサマ』の開催にはダンマリだったことがネット上で話題になったばかり。二枚舌の見本のような出来事であり、彼らがいかに自分に甘く他者に攻撃的かが分かる。だが、こんなことは延々と繰り返されてきた。

「もともとオタクの為のものだったからか、いわゆる『萌え絵』には不必要にエロに傾いたタッチが多い。ゆえに不快感を抱く人も多く、公共広告に萌え絵が採用され、クレームを受ける事態も頻発しています。この時のオタクの常套句が、『全然エロくないのにフェミニストの過剰反応』という男女の対立に持ちこむ論点ずらし。しかし自身らは、谷間すら見えていない服を着ているだけの全くエロくない声優に『ガチのマジで○○らせにくる』『○○を促す』などと過剰反応しているのですから始末に終えません」(同ライター)

正当化ばかりではなく、自己の悪い部分は素直に認めてほしいものだが…。

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