
(C)まいじつ
朝の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)が9月4日に東京都渋谷の同局でクランクアップを迎えた。 主人公の谷田部みね子を演じた女優の有村架純は、最終シーンを撮り終え「谷田部みね子として過ごせた日々は宝物です」と声を震わせた。
「これで有村は今後、何をするにしても“朝ドラで人気を博した”という形容詞の付く女優になりました。女優にとって、これはかなりの肩書です」(芸能記者)
同ドラマは東京五輪が開催された1964年から始まり、東京に出稼ぎに行ったものの行方不明になった父を捜すため、集団就職で上京する若い女性の姿を描いた作品だ。
クランクアップでは、サプライズ演出でこれまでの物語のVTRが流され、有村は思わず涙を流したという。約10カ月にわたった収録を振り返り「初めての朝ドラ、わくわくびくびくしながら始まりました。温かい皆さんとこんなに温かい作品をつくれて幸せです。自分ひとりの頑張りだけでなく皆さんの支えがありました。毎日、自分と戦ってきました。でも現場では皆さんがいつも笑ってくれていて、頑張れました。ありがとうございました」と感無量の表情で、共演者やスタッフ、関係者に感謝の気持ちを伝えた。
今後はギャラの高騰も
「この撮影では、有村が“座長”としてさまざまな出演者に気を配り、ときには差し入れをするなどしてドラマの撮影そのものを盛り上げていました。この経験は、きっとこれからも生きるはずです」(同・記者)
女優として大きく成長したと評判の有村。特に連続テレビ小説の喜怒哀楽表現は、恋愛映画とはまた違った難しさがあるという。
「朝ドラの場合、見ている人が通勤や通学の準備などで忙しいので、表情を分かりやすくしないといけません。そのあたりはとてもうまく演じられたと思います」(同・記者)
『あまちゃん』の脇役で人気者となった有村は、同じ放送枠で主役として凱旋を果たしたことになる。
「今後、有村のギャラは高騰していくはずです。おそらくは米倉涼子にような“出るたびにギャラが上がる”という現象が起こるでしょう」(同・記者)
有村のこれからが楽しみだ。
【あわせて読みたい】