YouTubeがテレビより面白いはウソ! グルメ動画に大喜びのネット民

かまいたち 

かまいたち (C)まいじつ 

「若者のテレビ離れ」の理由のひとつによく挙がるのが、「テレビがくだらない企画ばかり」という批判。特に日本のテレビは異常なほどグルメに偏重しているが、代替メディアたるYouTubeも同じ惨状だと御存知だろうか。

「タレントにしろユーチューバーにしろ、彼らは『既存メディアにはできない斬新さ』を謳った企画を練っていますが、その実情はまんまテレビ。『○○してみた』だのナンパ企画だのクイズだの、80年代~00年代のテレビで見た光景ばかりです。特に酷いのは〝食品系〟の氾濫具合で、その酷さたるや『結局ここに落ち着くのか』と乾いた笑いしか出ません」(エンタメサイト編集)

実際にその様子を見てみよう。テレビ・YouTubeともに大人気を博している『かまいたち』は、10月1日に『おでんの具材ベスト3』という動画をアップしている。前週には『好きなコンビニホットスナックベスト3』という同シリーズがアップされており、8月以降だけでも「おしゃべりクッキング」「好きなフルーツ」「好きなコンビニスイーツ」「体内時計で冷凍食品調理」と食い物動画ばかりだ。

同じくテレビ・YouTubeで人気の『霜降り明星』も、面倒臭くて二本撮りしたのか、マクドナルドレビュー動画を1週間に2本もアップ。その前週にもせいやの誕生日を寿司で祝う企画が上がっており、結局は安易な食い物頼みだと分かる。

テレビもネットも結局は食・食・食!

ではユーチューバーはどうなのかと見てみると、こちらもそのくだらなさと安易さは同じ。日本一の知名度を誇るHIKAKINでさえ、最近だけでも「IKEAホットドッグ食べ比べ」「初めてのマリトッツォ」「カラフルえびせん」「炊飯器ハンバーグ」と明らかに食い物の頻度は高い。

最後の望みとして〝ユーチューバーとタレントの中間〟と化している江頭2:50のチャンネルを見ても、この有様は変わらない。「初めての蒙古タンメン」「初めてのモスバーガー」「初めてのサイゼリヤ」「初めてのマクドナルド」「吉野家×どん兵衛」…しつこいほど食って食って食いまくっている。もはやここまで来ると、食費が経費になるので税金対策に動画を上げているだけなのではと疑いたくなるほどだ。

「日本人のグルメ好きはとにかく異常ですから、数字至上主義のテレビやYouTubeはこの民度に合わせるしかないんですよ。SNSでは毎日食べ物動画がバズり、口コミサイトに過ぎない食べログはあんなに信用され、最もフォロワー数の多いテレビ番組の公式SNSは『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)なのがこの国ですからね。振り返れば、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)は『ゴチになります』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)は『食わず嫌い王決定戦』、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は『BISTRO SMAP』と、人気番組の看板企画はぜーんぶグルメ。『家事ヤロウ!!!』も食の回と掃除の回で如実に視聴率が違いますし、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)は酒の企画だけ独立したくらいですから」(テレビ誌記者)

ここまで食に執着する割に、食品廃棄量は世界有数なのだから、なんとも贅沢な国民だ。

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