侍ジャパンが恐れる「山口事件処分」の着地点

skylark / PIXTA(ピクスタ)

9月4日にプロ野球実行委員会が開かれた。埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手が審判団から繰り返し警告を受けた“2段モーション”に関する確認、東京五輪の予選を兼ねた第2回『プレミア12』の準決勝、決勝の準備。ポスティングシステムの改定に関する日米協議の進捗状況など、重要な案件がたくさんあったのだが、別のことで大半の時間を割かれてしまった。

それは、プロ野球選手会が暴行事件を犯した読売ジャイアンツの山口俊投手に対する処罰内容が重過ぎるとし、見直しを訴えていた件だ。巨人側の経過報告と、他球団出席者の意見交換に多くの時間を費やしてしまった。

「処分内容は今季終了までの出場停止、1億円以上とされる罰金などですが、なかでも選手会が強く見直しを迫ってきたのが“契約年数の短縮”についてです。『FA制度そのものにも影響しかねない』という主張でした。巨人側は山口投手と合意の上で決定したことだ反論していました」(関係者)

 

山口の処分軽減に「交換条件」が出たら…

各球団は巨人の反論と、同委員会で出た各々の意見を持ち帰り、「何かあったらNPBに連絡する」と決めた。熊崎勝彦コミッショナーによれば、「処罰内容が厳し過ぎる」との意見は出なかったそうだ。それでも12球団出席者は「このまま選手会が引き下がるとは思えない」と懸念していた。各球団が「いったん持ち帰る」としたのは、次の選手会の出方に備えるためでもあったようだ。

「選手会が強硬手段に出られるのが最も怖いでしょう。日米間での協議が進まない入札制度のことで異論を挟まれたら、日本プロ野球機構はアメリカの選手会との板挟みになります。さらに11月に開催されるの『アジア プロ野球チャンピオンシップ』に出ないと言われることだけは避けなければなりません」(同・関係者)

アジア プロ野球チャンピオンシップは、新たに野球日本代表『侍ジャパン』の監督に就任した稲葉篤紀監督が最初に指揮を執る大会だ。出場条件に《24歳以下、入団3年以内の選手》という出場条件はあるが、東京五輪へのチーム作りの参考になる大事な大会だ。山口の件の“交換条件”を出されたら、代表チームに圧力が掛かることも考えられる。

処分を決めた巨人の言い分も分かるが、「穏便に話し合いを進めてくれ」というのが、他の11球団の本音のようだ。

 

【画像】

skylark / PIXTA(ピクスタ)

【あわせて読みたい】

北朝鮮ミサイルと「FX取引」の関係性

武井咲がドラマでも妊娠!視聴者騒然の事態

高橋一生との「共演女優」SNSで総叩きに遭う異常事態

違約金を上回る!? 武井咲に「新たな仕事」殺到か

草彅剛が今年5月に路上で涙した本当の理由