数多く報道される「不倫問題」とかつての「姦通罪」

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メディアで大きく取り扱われるようになった芸能人や著名人の不倫騒動。昨年、年始早々に発覚したベッキーと川谷絵音の不倫問題では、ベッキーが謹慎となって、長いあいだ表舞台から姿を消した。

それ以降も芸能界や女子アナウンサーまで不倫疑惑は広がりを見せたが、政界でも不倫問題が起きている。政権与党の自民党を見てみると、妻の出産入院中に女性タレントを自宅に招き入れていた宮崎謙介前衆議院議員がいる。議員は辞職こそしたが、“重婚ストーカー不倫”の中川俊直衆院議員は離党のみ。さらに“略奪不倫”の今井絵理子参議院議員に至っては離党すらしていない。

民進党でも同党前政調会長の山尾志桜里衆院議員に既婚男性との不倫疑惑が浮上した。同党を離党したが混乱は尾を引き、議員辞職にまで発展しそうな情勢だ。

このように、不倫が発覚することで社会からの抹殺を免れない時代になっている。これはまるで『姦通(かんつう)罪』が復活したかのようだ。「いかがなものか?」と苦言を呈する声も挙がっている。

 

時代と共に消滅した「姦通罪」

この姦通罪とは何か。

「68年前に廃止された法律で、刑法183条に定められていました。日本の姦通罪は、簡単にいうと、結婚している女性が夫以外の男性と性的関係を結んだら罰するという内容で、処罰されるのは、姦通をした女性と夫以外の男性でした。つまり、夫はいくら妻以外の女性と性的関係を結んでも、相手が既婚者でない限り処罰されなかったのです。ですから現在も、もしこの刑法があるとすれば今井議員や山尾議員だけが処罰対象となり、宮崎元議員と中川議員は罰則無しということです」(法曹関係者)

いかに男女不平等なのかが分かるが、そもそもどうしてこのような法律ができたのか。

「この刑法が制定された1907年は、封建的な『家父長制』という家族概念が圧倒的でした。そのため、妻側のみが処罰の対象とされたのです。ですから日本国憲法制定直後の1947年に『男女平等原則に反する』という理由で廃止されています」(同・関係者)

韓国の姦通罪が違憲とされたのは2015年2月のことだった。また、イスラム国家を中心に古代から伝わる処刑方法のひとつに『石打ちの刑』がある。罪人を土中に下半身まで埋め込み、多数で拳大の石を投げつけ死に至らしめるものだ。この刑で問われる罪は姦通罪で、それも女性のみ。文化圏が変われば、不倫も命懸けになってしまうのだ。

 

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