新庄剛志監督の“容姿イジり”に異論噴出「ヘイトスピーチ」「説得力ない」

新庄剛志 

新庄剛志 (C)まいじつ

プロ野球『北海道日本ハムファイターズ』の新監督、もとい〝ビッグボス〟に就任した新庄剛志。さっそくマスコミを賑わせている彼が、斬新な指導でネット上の批判を招いている。

11月9日、新庄は沖縄で行われている秋季キャンプの2日目を視察。その中で、〝将来の4番候補〟と期待されながらも、なかなか結果が出せない清宮幸太郎選手に、「痩せた方がいい」とダイエット指令を出した。

新庄は「ちょっとデブじゃね? ちょっと痩せない?」と、清宮選手にダイエットを指示。清宮選手はこれに「痩せてしまったら打球が飛ばなくなるのが怖いので…」と否定的な意見を述べたが、新庄は「今もそんなに打球飛んでないじゃん。昔の方がもっと飛んでいた。昔の方がスリムじゃなかった? それはキレがあったから。今はキレがない気がする」と反論する。

さらに、「痩せた方がモテるよ。カッコイイよ。スタイルのいい野球選手がベストでしょ?」など、もはや野球と関係ない話まで持ち出す。「ちょっとぽちゃっとしているから。人間的にも、ダイエットってものすごく、精神的に鍛えられる」と持論を展開すると、報道陣に対しても「みんなもプレッシャーをかけて。『痩せてます?』って。常に。『痩せました?』って。言っておいてくれ」と圧をかけるよう求めた。

監督が選手に差別的発言「はいルッキズム」

しかしこの指導に対して、ネット上には

《意外に口悪いな》
《はいルッキズム》
《公の場で太った容姿をあげつらう行為》
《これヘイトスピーチだろ》
《周りも巻き込んで圧力かけろみたいなのはやりすぎだろ》

など、差別的でやりすぎではないかとの批判が。また、

《痩せたらもっと打球飛ばなくなったらどうすんねん》
《自分の重さが力学的に作用するからな 飛ばすために重くするのはさほど間違ってない》
《打撃で結果残してない新庄に言われても説得力ない》
《アスリートが目的の為に太るのはまあ良い》

といった、指導そのものへの疑問も見られている。

「ドラフト下位のどうでもいい選手ならまだしも、清宮はあの世界の王貞治と比較されるほど将来を嘱望されている球界の宝。妙なトレーニングで将来を潰したときは悔やんでも悔やみきれませんし、そのときは1人の天才の人生を潰した戦犯として、新庄の責任問題になるでしょう。所詮、新庄はどうすれば目立つかを考えているだけで、監督というより芸人に過ぎないピエロ。監督の世界はそこまで甘くないし、炎上商法も大概にしてほしいですね。チームは下位に沈み、有望な若手は潰され、日ハムの数年後は焼け野原でしょう」(辛口野球評論家)

就任会見で語った「優勝なんて目指しません!」も、責任逃れの予防線なのだろう。

【あわせて読みたい】