鬼滅も呪術も流行ったのに…『週刊少年ジャンプ』発行部数が140万部割れ

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『一般社団法人 日本雑誌協会』が公表したデータによると、2021年7月から9月にかけて算定された『週刊少年ジャンプ』の印刷証明付き発行部数は約137万部。とうとう140万部を割ってしまい、漫画ファンからは驚きの声があがった。

過去のデータを見てみると、まず昨年10月から12月の発行部数は約147万5000部。しかし、その後は右肩下がりで、今年4月~6月に算定されたデータではすでに約140万4000部にまで下がっていた。

そして今回130万部台に突入し、ネット上では、

《たしかにコンビニでジャンプ余り過ぎだと思ってた》
《鬼滅の刃とか呪術廻戦が流行ったのにだめなのか…》
《自分もチェンソーマンが終わってから買わなくなった》
《これからどんどん減っていきそう》
《全盛期はどんなもんだったっけ?》

といった声が。「ジャンプ」の発行部数が減少していることに、時代の流れを感じている人も多いようだった。

現在は電子書籍が当たり前の時代なので、その煽りを受けて紙の雑誌が売れなくなった…という背景もあるのかもしれない。

「ジャンプ」の場合は電子版を配信するサービス『少年ジャンプ+』を独自に立ち上げており、かなり浸透してきた印象。本誌に掲載されている作品だけでなく、『SPY×FAMILY』や『姫様〝拷問〟の時間です』といった「ジャンプ+」のオリジナル連載作品も人気を博している。

『週刊少年ジャンプ』は頑張っている方?

実際に今回の140万部割れを受けて、ジャンプ作品の読者からは《電子が便利すぎるから…》《正直プラスの方が楽しめている》との意見も。やはり電子版全盛の昨今において、紙の雑誌の売れ行きだけで人気度を推し量るのはナンセンスなのかもしれない。

ただ他の雑誌の発行部数と比べてみると、まだまだ圧倒的な発行部数を誇っており、さすがは「ジャンプ」といったところ。例えば『週刊少年マガジン』の2021年7月~9月算定の発行部数は約50万部で、「ジャンプ」の半分以下。そして『週刊少年サンデー』は、そのさらに半分で、同期間の発行部数は約19万部となっている。

「サンデー」と同じく小学館から発売されている青年誌『ビッグコミックオリジナル』は38万部で、「サンデー」よりも高い数字。比較的読者の年齢層が低い雑誌の方が、電子化の影響を強く受けていそうだ。

ちなみに「ジャンプ」全盛期とされる90年代中ごろあたりには、600万部以上の発行部数を記録していたと言われている。たしかにその頃と比べると相当パワーダウンしてしまった印象を受けるが、「その頃は紙で雑誌を読むのが当たり前だった」とも、「その時代のジャンプが凄すぎた」とも言えるだろう。

紙の雑誌が売れなくなっていることを、どこか「寂しい」と感じるおじさんたちはそこそこいる模様。とはいえ、電車の中でおじさんがジャンプを読んでいたり、学生が雑誌を回し読みしたりする光景は、今後さらに見なくなっていきそうだ。

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