かっこよすぎて「ツッコミどころ満載」のヘルメット玩具

9月21日木曜日から30日土曜日の10日間は『秋の全国交通安全運動』実施期間です。

交通安全といえば、わたしが幼年期を過ごした1960年代の初頭ごろから“交通戦争”という物騒な言葉が使われ始め、ちょっと外に出掛けるのも命懸けというような悲愴な雰囲気でした。

この1960年代末期に発売された氷削り器『タイガー ベビーアイス』の箱を見てください。買うともれなく付いてきたプレゼントが、何と、かき氷と全く関連のないヘルメットでした(モデルは1960年代、お茶の間の人気者だった白木みのるさんです)。それほど交通安全に対する意識が高まってきた時代だったのです。

こんな真っ黄色な、いかにもって感じのものは勘弁ですが、この時代、ヘルメットは子供にとって憧れのアイテムでもありました。

読売ジャイアンツの王貞治に長島茂雄、『忍者部隊月光』、『コンバット』、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』の科学特捜隊&ウルトラ警備隊、『高速エスパー』、『仮面ライダー』、『電人ザボーガー』、『マジンガーZ』などなど、子供たちのヒーローは、みんなカッコいいヘルメットを着用していたものです。彼らのようなヘルメットを自分も早くかぶりたい! そんな子供たちの願望に応え、マイナーではありましたが、ヘルメット玩具の市場がありました。

そこに圧倒的な斬新さで殴り込んできたのが、今回ご紹介する三立化学株式会社の『ソーラーメット』です。

ヘルメットの前方にソーラー受光窓があり、そこで発電したクリーンなエコエネルギーを使って、てっぺんについたプロペラがクルクルと回転するという、もう、目眩がするほど画期的な商品です。

横から見ても上から見てもスキのない、SFっぽい味付けの効いたカッコよさ! プロペラは赤と青の2種を付け替え可能という親切さです。

 

左右のアンテナは『ウルトラマン』の科特隊、頭頂部のプロペラ回転は『ちびっこ怪獣ヤダモン』と『ドラえもん』、おでこに太陽電池がくっ付いてるのは『キカイダー01』、両側面に天使の羽は『Dr.スランプ』など、人気作品のいいとこ取りなのも実にニクイ。

シャープが世界で最初に太陽電池を搭載した電卓を発売したのが1976年。当初、太陽電池は高価なものでしたから、おもちゃに転用され始めたのは1980年代に入ってからでしょうか。わたしもこんなヘルメット玩具があることをオークションで偶然見つけて落札するまで全く知りませんでした。

“交通戦争”が終結した1980年代、このソーラーメットを着用し、プロペラを回転させながら意気揚々と走り回る子供の姿を思い浮かべると実に微笑ましいですね。

(写真・文/おおこしたかのぶ)

 

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