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11月23日、漫画創作集団『CLAMP』の大ヒットコミック『xxxHOLiC』が実写映画化されると発表された。神木隆之介と柴咲コウがダブル主演を務めることについては概ね好評を得ているが、監督の蜷川実花には原作ファンからブーイングの声があがっている。
『週刊ヤングマガジン』と『別冊少年マガジン』で連載されていた「xxxHOLiC」は、2000年代に絶大な支持を得ていたオカルトファンタジー作品。主人公である四月一日君尋(わたぬききみひろ)は、「ミセ」という場所に引き寄せられるようにして辿り着く。「ミセ」を切り盛りしている女主人・壱原侑子から、願いを叶える代わりに一番大事なものを差し出すように呼びかけられ、次々に大事件へと巻き込まれる…といったストーリーだ。
過去にはテレビアニメ化や実写ドラマ化もされているが、映画化は初の試み。映画化にあたって蜷川は、《「どうしてもxxxHOLiCを映画化したい!」と最初に打ち合わせをしてから、約10年。様々なことを乗り越えてやっと完成しました》と思いの丈を吐露。《原作の持つ力に導かれながら、新しい表現にたどり着けたと思います。やり切りました》と、自信たっぷりにコメントを寄せている。
“xxxHOLiCを映画化したい!”
と最初に打ち合わせしてから約10年
音を立てて世界が変わる
瞬間を体験する中
様々なことを乗り越え完成しましたこの時期に公開できることに
ある種の「必然」を感じます原作の持つ力に導かれながら
新しい表現に辿り着き
やり切りましたぜひ劇場にお越しください pic.twitter.com/gjlf3Yml7y
— 蜷川実花 (@ninagawamika) November 22, 2021
キャストは最高! ただ監督が蜷川実花だから…
しかし、公開された宣伝ポスターを見た原作ファンは〝蜷川実花ワールド〟に愕然。原色を使い、陰陽をハッキリと映し出す作風に、ネット上では、
《蜷川実花って過大評価されすぎよな》
《花に金かけすぎて内容置いてけぼりしてるよね》
《毒毒しい色合いで大量の花、あとは蝶々が舞ってるんですかね?》
《奇抜な色と花で画面埋め尽くして「キレイでしょー」ってやってる人》
《蜷川実花の映画どれもつまらない。色使いも悪趣味に見えてくる。人気原作で遊ぶのやめてほしい》
といった声が飛び交っている。一方で蜷川ファンからは、
《神木くんと柴咲コウで監督が蜷川実花とか絶対行くしかない!!》
《蜷川実花監督のxxxHOLiCは観てみたい!》
《役者陣も納得だし、蜷川実花さんが創るxxxHOLiCの世界とか美が約束されておる…》
《蜷川実花さんの新作映画が楽しみ過ぎて蜷川組のオンラインサロンに入会しました》
といった期待の声が続出。賛否がクッキリと分かれているようだ。
映画『xxxHOLiC』は2022年4月29日に公開される予定。劇場へ足を運んだ原作ファンが、手のひら返しで絶賛してくれることを祈るばかりだ。