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00年代前半、可愛らしい人形を用いた漫才形式のネタで、子どもを中心に大人気を博した芸人・パペットマペット。多くのネタ番組・バラエティーで活躍し、『エンタの神様』(日本テレビ系)初期を支える看板出演者の役割も果たした。
しかし、飽きやすい子どもをターゲットにしていたせいか、その人気は長続きせず。徐々に露出は減っていき、00年代後半には〝消えた芸人〟と呼ばれるようになってしまった。「消えた」と言われて10年以上が経過した今、活動状況はさぞ悲惨なことだろう…と思いきや、意外にも〝勝ち組〟と言っていいほど近況は順調なのだ。
その順調ぶりを如実に表すのが、彼の現在のツイッターフォロワー数。その数はなんと19万を超えており、ネタ投稿や近況報告の双方で、毎回数千ほどの〝いいね〟をコンスタントに獲得している。11月22日には猫の画像を投稿し、1.2万〝いいね〟と大いにバズることとなった。
さらに好調ぶりを印象づけるのは、2年前に開設したYouTubeチャンネルだ。
う、うしくん…。#毛皮の日 pic.twitter.com/opz7jZyPvm
— パペットマペット (@papeushikaeru) November 20, 2021
パペットマペットのゲーム実況も安定した人気
「彼はここでも飼い猫を用い、牛くんとカエルくんとのユーモラスなやりとりを頻繁に公開。クスリと笑えるその動画は、毎回万単位での再生数を記録するほど好調を維持しています。そして、チャンネルを支える核のコンテンツとなっているのが、生配信で行なっているゲーム実況。ポケモンやどうぶつの森、モンスターハンターといった人気ゲームを中心に、数多くの作品を攻めています」(芸能記者)
中には5時間といった長時間の配信もあるが、こちらも万単位での再生がコンスタントに記録されるほど安定した人気を誇っている。ツイッターにアップするゲーム画面の切り抜き画像も、数百のリツイート、数千の〝いいね〟がアベレージ。彼は今や、ゲーム実況タレントの中でも人気の部類に入るほどのファンを抱えている。
「結局、減ったのはテレビでの露出だけで、ネットでは今なお人気者ということです。理由はいくつかあるでしょうが、おもしろ画像がウケやすいネットの土壌と、人形を使ったネタとの相性が良かったことが一番でしょうね。ゲーム実況というジャンルもネットの人気コンテンツですから、こうしたところに狙いをつけ、見事にネットで生きる道を確立したと言えるでしょう」(同・記者)
全盛期より年収が高いという可能性すらありそうだ。