『グラミー賞』をボイコット! 超人気ラッパーに称賛「素晴らしい」

ドレイク 

ドレイク (C)Kathy Hutchins / Shutterstock

世界最高峰の音楽賞と言われている『グラミー賞』。しかし、ここ最近は権威が失墜し、不要論も飛び交っているようだ。

12月7日に飛び込んできたのは『最優秀ラップ・パフォーマンス』と『最優秀ラップ・アルバム』の2部門でノミネートされていたカナダ出身ラッパーのドレイクが、「グラミー賞」を辞退したというニュース。彼のアルバム『Certified Lover Boy』は、『Spotify』での初日再生回数が1.75億回と、史上最高値を更新した大ヒットアルバムである。しかし2部門で候補に挙がっていながら、ドレイクはこれらを辞退した。

そもそも「グラミー賞」は、楽曲を提供しなければノミネートされないシステム。つまりドレイクは、楽曲を提供した上で「グラミー賞」を辞退したという訳だ。これにネット上では、

《異例の行動だけど、グラミー賞への批判の姿勢を見せるためなんだろうな》
《辞退にはびっくりしたけど、白すぎるグラミー賞と真っ向から対立する気なのかな?》
《一流アーティストがこうやって意思表明するのは素晴らしい!》

など、ドレイクの行動を称賛する声が上がっている。

「白すぎるグラミー賞」の行く末は?

ドレイクと「グラミー賞」との確執は2019年からヒートアップしており、同年の受賞スピーチは記憶に新しい。ドレイクは当時、受賞スピーチにて「君たちにはこんなもの(トロフィー)は必要ない」など「グラミー賞」を軽視する発言を繰り出し、中継ではスピーチの途中でCMを挟まれた。

またドレイクだけでなく、2019年にはアリアナ・グランデも「グラミー賞」のプロデューサーに「侮辱された」として授賞式を欠席。そして2020年には、過去に20回以上グラミー賞の受賞経験があるカニエ・ウェストがトロフィーを便器にぶち込み、トロフィーに向かって排尿しているような動画を公開している。海外アーティストたちの間で、「グラミー賞」は反発の対象と化してきているようだ。

「ここ最近の『グラミー賞』の権威は、確実に失墜し始めています。その理由には、白人に有利な選考を長年行なってきたことや、ノミネートの過程が不明瞭であることなどが挙げられます。人種差別が疑われるため〝白すぎるグラミー賞〟と揶揄されることもあり、『グラミー賞』に不満を感じていたとされるテイラー・スウィフトやレディー・ガガは、2020年の授賞式を欠席。日本国内でも昨年『BTS』が受賞を逃したことを皮切りに注目が集まっており、今年もアーティストと運営側の溝が何らかの形で深まることが予想されます。2017年には主要3部門すべてを受賞したアデルが、『今年の最優秀アルバム賞は絶対にビヨンセが獲るべきだった』と発言して注目を集めました」(音楽ライター)

ドレイクが辞退した「グラミー賞」の授賞式は、日本時間2022年2月1日に生中継される予定。リアルタイムで発信されるトップアーティストの言動に注目していきたい。

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