
(C)Khosro / Shutterstock
特異すぎる行動が注目されるオタクという人種。2021年は、ネガティブなニュースで世間の注目を集めてしまうことが多かった。
10月下旬、森永乳業の紅茶ブランド『リプトン』が、アニメ『ご注文はうさぎですか?』とコラボしたパッケージを販売した。すると、アニメオタクたちはパッケージのキャラ絵の胸に穴を開け、そこからミルクティーを飲む〝母乳プレイ〟画像をネットにアップ。さらには、紙コップにキャラ名を書いて紅茶を注ぐ〝検尿風試飲〟の画像も続々とSNSに相次ぎ、気持ち悪さにすぐさまネット上は騒然とした。
あまりの下品さに、メーカーは正式に苦言を公表したのだが、過激なオタクは何が悪いか分からなかった模様。ネット上にて
《オタク差別だ》
《またフェミが抗議してる》
《今更なんだよ 10年以上前からやってる》
《れっきとした差別 LGBT差別を許さないならこれも許してはいけない》
《どう扱おうと個々人の自由だと思うけどね》
などと逆ギレし、その異常性を上塗りして世に示してしまった…。
その矛先が田中みな実へ向けられた事件も…
11月には、アニオタがアニメイベントで殺害予告をするという内ゲバも繰り広げられた。アニオタは『邪神ちゃんドロップキック』のイベントに対し、会場への放火と出演者・来場者に対する殺害予告を行い、運営側は警察に被害届を提出。結果、警察指導の下、イベントは中止に追いやられてしまった。
9月には、制服風水着のような衣装を着たVTuberの交通安全啓発動画へ《女児を性的対象とするアニメキャラクターを採用することは絶対にあってはならない》といった抗議した議員連盟に対し、「表現の自由の侵害」「フェミニストの横暴」などと親の仇のごとく大激怒。それから約1カ月後の10月8日、抗議元の議連は記者会見にて、議連メンバーに対して住所や具体的な日時を指定し、「めった刺しにしてやる」「戸締まりに気を付けておけ」などと書かれた殺害予告が500件も送られたことを明かした。
「オタクはなぜか、自分の変態性のアピールをする傾向にあります。それは内輪ではウケても、ネット時代の今は世間に恐怖心を与え、人々から真っ当な批判を受けることも…。また、変態性を自らアピールする割には被害者意識が強く、批判されると相手を徹底的に人格攻撃するのも特徴。〝オタク用チャイルドシート〟ことゲーミングチェアを持っている男性はNGだと明かしたタレントの田中みな実に対して、ネットリンチとも取れる過度な人格攻撃が行われたこともありました」(サブカルライター)
ネットは公共空間。「アニメキャラの排泄物を食べたい」だとか、「声優の脇で握ったおにぎりを食べたい」だとか、公序良俗に反する書き込みは厳に慎むべきだろう。せっかく市民権を得られたにもかかわらず、自ら破棄するような行動はやめてほしいものだ。