『呪術廻戦』炎上の原因は?“コスプレ”と”キャラ殺し”発言に猛批判

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初の映画作品が大ヒットを記録し、『鬼滅の刃』と並ぶ人気作品となった『呪術廻戦』。しかし、「鬼滅の刃」と比べてストーリーが難解だったり暗い世界観であるため、時に大きな批判を集めてしまうこともある。そこで今回は、「呪術廻戦」にまつわる炎上騒動を振り返っていこう。

ここ最近で言えば、原作が「死滅回游(しめつかいゆう)」編に突入した頃の炎上が記憶に新しい。「死滅回游」はいわゆる〝デスゲーム〟のようなものだが、作中では詳しい説明が〝文章のみ〟だった。しかも始まると同時に約1カ月の休載に入ったため、ルールが不透明なままとなってしまい、読者は置いてけぼりになってしまった。

この出来事がきっかけでかなりのファンが離れ、ネット上には《もはやオワコン》などと批判する声も。手に汗を握る展開で読者を楽しませてきたアニメに対し、ストーリーを厳しく評価するコアな漫画ファンも多いのだろう。

ただ作者の芥見下々氏も、あまり読者に媚びるようなことはしない模様。2021年1月30日放送の『漫道コバヤシ』(フジテレビONE)に出演した際、芥見氏は番組内で〝作品が面白くなるならキャラは殺す〟という趣旨の発言を連発している。ファンの中にはキャラクターを重要視する人も多いため、同発言は瞬く間に炎上。さまざまな議論が飛び交う事態に発展していた。

『呪術廻戦』の存在に敏感になる世の中

直接的に作品が関わっていない場面でも炎上騒動が巻き起こった。2021年3月17日放送の『有吉の壁』(日本テレビ系)で、お笑いコンビ『トム・ブラウン』が「呪術廻戦」の五条悟と両面宿儺(りょうめんすくな)に扮してパロディーネタを披露。しかし、あまりにクオリティーの低いネタだったため、過激な「呪術廻戦」ファンが大激怒する事態に。「トム・ブラウン」は、まるで親の仇かのようにファンから責められていた。

テレビ番組もしかり、アニメが超人気作品であることから、その恩恵にあやかろうとするコンテンツは多い。とはいえメディアが「呪術廻戦」一色になると、視聴者もさすがにウンザリしてしまうもの。ましてや同作が他の作品を押しのけてしまうことなど、あってはならないだろう。

だが、一部では「呪術廻戦」にまつわる〝とんでもないウワサ〟も…。2021年12月24日から全国での公開が始まった『劇場版 呪術廻戦 0』。同映画の興行収入を伸ばすため、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開を2022年1月に遅らせたというのだ。ちなみに海外では、「スパイダーマン」の新作は2021年12月から公開されている。あくまでウワサレベルの話だが、そこには世界から取り残された日本の姿が見て取れるだろう。

超人気コンテンツがゆえに「呪術廻戦」人々の目について、大きな騒動になることもすくなくないようだ。

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