『RIZIN』八百長疑惑に運営も関与? 暴露動画に「格闘技団体として終了」

(C)pathdoc / Shutterstock

暴露系ユーチューバーのコレコレが1月5日、自身の公式YouTubeチャンネルを更新。2021年大晦日の格闘技イベント『RIZIN.33』でプロレスラーのシバターと、元『K-1』王者・久保優太の試合で持ち上がった〝八百長疑惑〟について言及した。

コレコレは昨年のクリスマスに、シバターと久保が交わした電話のやり取りと思われる約7分間の音声データを公開。音声データは久保が「自分では流すことができないので、コレコレ氏に流してもらいたい」と持ち込んだもので、約10分の内容のうち、約7分の核心部分だけが公開された。

シバターは、「結論からいうと、まず自分の実力では久保さんにほぼかなわないというのが私の気持ちというか、見解で」とコメント。続けて「怪我とかじゃないんですが、体のこともちょっとありまして、始まってみたら試合になんないだろうという見解なんですよ。で、ちょっと提案なんですが私が負けていいんで、2ラウンドの例えば1分とか2分のところで合図を決めて、要はハイキックだったら、ハイキックで倒すとかにして。台本的なやつを作って、お互いに致命傷を与えずという約束のもと試合を作るというのは、可能か、不可能か、という打診なんですが…」と、〝八百長〟を持ちかける様子が明らかにされた。

久保が「笹原さんは、なんて言っていたんですか?」と、RIZIN広報部長の笹原圭一氏の名前を出すとシバターは、はぐらかしながらも「まだRIZINと契約書を交わしていないんですけど、契約書を交わした後、ステップ2として、久保さんに『そういった話を打診するのは可能です』というのが、RIZINさん、笹原さんの回答でした」と、RIZIN側の関与をほのめかした。

『RIZIN』の“八百長疑惑”は今に始まったことではない?

そうした2人のやりとりに、格闘技ファンの間では

《シバターが嘘つきなのは本人も認めているが、最大の問題はRIZINの笹原氏が八百長を容認してたという部分だな。事実なら格闘技団体として終了だと思う》
《コレが事実なら、高いお金を払って観戦したファンはどう思うんだろう? RIZINがシバターに舐められすぎなんじゃないの?》
《シバターも久保も勝手にやってくれ…こんな申し出するシバターも激ヤバやし、それを飲む久保も大概。そもそも久保は勝っていても、この事実を表に出したのだろうか?》
《そもそもこれって本当なら、RIZIN側に相談して処分なりなんなりしてもらうものじゃないの? なのになんでもかんでもYouTubeで釈明とか謝罪ってなると結局その動画で収益得たいだけでは?》
《RIZINは他にもやっている可能性あるだろうね。なんらかの声明を発表しないと格闘ファンは納得しないだろう》

などといった声が上がり、物議を醸している。

「張本人であるシバターは5日に、自身のYouTubeチャンネルで格闘技引退とプロゴルファー転身を宣言し、騒動もどこ吹く風ですが、RIZIN側がもし八百長に関与していたことが事実だったら、事は簡単には終わらないでしょう。最悪、RIZINの存続問題にも関わってくると思います。いずれにしても何らかの声明を発表する必要があるでしょうね」(スポーツライター)

シバターは、「これで終わりにしたいと思います」と勝手に幕引きを図っているが、騒動の波紋はこれから先も広がり続けそうだ。

【あわせて読みたい】