炎上!『相棒』の“脚本改変”暴露に「まるで違う感じ」「落ちましたね」

反町隆史 水谷豊 

反町隆史 水谷豊 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

国民的ドラマ『相棒season20』(テレビ朝日系)の元日スペシャル『二人』が、1月1日に放送された。作中のあるシーンに改変があったことを脚本家が暴露し、ネット上で炎上している。

同日のスペシャルは、冠城亘(反町隆史)の姉・冠城由梨(飯島直子)が、杉下右京(水谷豊)ら特命係に依頼した記憶喪失の男性の身元調査から始まる物語。右京たちは男性の素性を調べ始めるが、その矢先に由梨のボランティア仲間が遺体となって発見され、謎が複雑に絡み合っていく。

そして問題のシーンは、右京と亘が「デイリーハピネス」という会社の捜査後の一幕。会社を出た2人の前にピンク色の鉢巻を巻いたデモ隊が現れ、プラカードやビラを用いて同社の劣悪な労働環境や、非正規雇用との格差について訴える。さらに2人に対しても劣悪具合を熱弁し、拡声器で格差をなくすために声を荒らげる場面もあった。

国民的コンテンツ『相棒』がますます下火に…?

「ドラマ放送後、脚本家の太田愛氏は、自身のブログで《プラカードを掲げた人々に取り囲まれるというシーンは脚本では存在しませんでした》と暴露。さらに改変に対して《あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした。同時に、今、苦しい立場で闘っておられる方々を傷つけたのではないかと思うと、とても申し訳なく思います》と気持ちを表明していました」(芸能ライター)

太田氏のブログはさまざまな形で拡散され、真実を知った人々はドラマ制作陣に対して怒り心頭。ネット上には、

《素晴らしい脚本を書く太田氏が、このような苦言を呈するとは余程のことだよ…。スタッフはいい加減にして欲しい》
《太田氏の脚本を男性監督が最悪に変えたうえに周囲も止めないとか最悪。ヘルジャパンの縮図》
《テレビ局のプロデューサーとか映像側が悪かったのか。脚本家の意図もくみ取れないんだったら、脚本も局の人間だけで書けよ》
《かなり脚色されていますね。脚本家の方が指摘しないと世間に知られないです。日本のドラマも落ちるところまで落ちましたね》
《脚本家の描こうとしていたものとはまるで違う感じになるんだから、現場サイドはちゃんと意思疎通せんといかんやろ》

などの批判が殺到している。

このところの「相棒」は、脚本の質が悪くなったなどの苦言が続出中。元日スペシャルの太田氏の脚本には期待が集まっていたが、またもや残念な結果になってしまったようだ。

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